近頃、プライベートでの盗み撮り被害に頭を悩ませる芸能人たちの声が目立ち始めている。
タレントのダレノガレ明美は5月11日にツイッターを更新し、「ご飯屋さんで」盗み撮りされることが、「本当に嫌だ!」としたうえで、「3人組の人やめてください! ずっと順番に撮ってくるから嫌な気持ちになる!!」と、3人組の集団から盗み撮りの被害に遭ったことを明かしている。
また、女優の川口春奈も4月27日に自身のインスタグラムで盗み撮りを「やめましょう~」としつつ「慣れは怖いですね。慣れてきましたがやはりいい気分ではないです」と盗み撮りの被害にすっかり慣れてしまったとしながらも、それをやめるように訴えていた。
「“みちょぱ”ことタレントの池田美優も5月7日に放送されたラジオ番組『#みちょパラ』(ニッポン放送)にて、夫でモデルの大倉士門とその兄弟を含めた4人で東京ディズニーランドを訪れた際に、高校生から子連れの母親まで幅広い層から盗み撮りされまくったそうで、『こっちはミッキーじゃねえんだよ』と、ぶつけようのない不快感を露わにしていました。何でも、池田は黙って撮影してくる人たちに直接注意もしたそうですが、その後、インスタのDMで『今日並んでる時に“バレてるから”と言われた者です』といったメッセージも送られてきたとか。怒られていることを反省せず、むしろそれをアピールして絡んでくるモラルのなさには池田も呆れてしまったようです」(エンタメ誌ライター)
ここ2~3年はコロナ禍で外出時のマスクが原則着用とされていたこともあり、芸能人の“盗み撮られ”は、かなり落ち着いていた印象だった。が、マスクの着用が個人の判断に委ねられ、行動制限もほぼなくなったここに来て、芸能人の被害も徐々に増え始めたようだ。池田もマスクを着用していなかったとのことだ。芸能人たちも頭を悩ませるところだが、前出・エンタメ誌ライターが有効性を指摘するのが、有吉弘行が実践している撃退策だという。
「22年1月に放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、外食先で中年男性から勝手に撮られたことを明かし、仕返しとしてスマホをグラスに固定。1時間ほど相手の動画を取り続けることで反撃したそうです。相手の中年男性は無断撮影をした負い目から動画を撮影されていることに気付きながらも、知らぬ顔をして緊張しながら黙々と食事していたとか。また、15年にはお笑い芸人のガリガリガリクソンも盗み撮りする相手を盗み撮りするフリでやり返し、相手に音を上げさせたことを報告していましたね。もちろん反撃することでさらなるトラブルに発展するリスクもありますから、女性だとなかなか難しいかもしれませんし、実行する場合は自己責任としか言いようがありませんが、自分がやられて嫌なことは相手にしないという当たり前の精神を取り戻してくれる人もいたはずですよ」
もちろん、芸能人がアナウンスすることで、無断撮影する人たちが減ることが一番望ましいところだが…。
(田中康)