お堅くて地味な印象だった元NHKのフリーアナ・武田真一がイメチェンに挑戦、話題を振りまいている。
武田は今年2月にNHKを退局。4月スタートの「DayDay.」(日本テレビ系)のMCとして、フリーアナのキャリアをスタートさせた。17年続いた「スッキリ」を終了させ、武田と南海キャンディーズ・山里亮太をMCにすえたこの朝の情報エンタメ番組。初回の世帯視聴率こそ5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したがすぐにダウンした。前の時間帯に放送されている水卜麻美アナが総合司会の「ZIP!」の世帯視聴率も半減。今や「スッキリ」以下の3%台をウロウロしている。
「武田は、好きな男性アナウンサーランキングでは毎度ベスト10入り。認知度はもちろん好感度も高いと踏んでの大抜擢でしたが、思わぬ低空飛行。低視聴率が続くなら、大枚をはたく意味がありません。このまま思うような結果を出せなければ、極端な話、武田が戦犯の烙印を押されて番組事態が早々に打ち切りになる可能性さえありますよ」(芸能ライター)
そこで、好感度アップ作戦に打って出たようだ。作戦の舞台に選ばれたのは、5月28日放送の「おしゃれクリップ」(日本テレビ)。出演に当たっては、武田の個人事務所代表でマネージャーを務める夫人から、知られざる“グッドダディ”ぶりを前面に押し出すよう注文をつけられたとか。
「NHK出身ならではの堅くてマジメなベテランアナの武田がまさかの革ジャンにジーンズ姿で登場。板についたそのいでたちは、高校時代にバンドを組むほどのめり込んだロック少年の名残なんだそうです。革ジャンの似合う体型を維持するため、日々炭水化物を制限する“おしゃれ番長”ぶりも見せつけ、仕事一本やりかと思いきや、子育てに積極的に参加。絵本の読み聞かせや交換日記をしたり、手作りノートで勉強を教えたり、サッカー部の息子のために試合だけでなく練習から参加、撮影など記録係を務め、テーピングを講習会でマスターしたりと家族のため奮闘努力する姿が紹介されました。そうした子育ての甲斐あって長男は読書好きに成長。東大卒業後に出版社に入り、次男は難関国立大学3年生に。高校の同級生だった夫人との仲も上々、長男からの親子愛あふれるサプライズレターに感涙が止まらない満点パパぶりをアピールしてみせたのです」(テレビ誌記者)
一家総出で後押しした武田のイメージアップ大作戦。すでにネットでは主婦ウケ抜群、好感度急上昇中だ。ただ、はたして、今回の成功を「DayDay.」の視聴率につなげることはできるのだろうか。
(塩勢知央)