杉原杏璃が「やめてください」と迷惑行為被害を告白も、法的対処が難しいワケ

 タレントの杉原杏璃が深刻被害を告白だ。

 杉原は8月20日、X(旧ツイッター)にて「私の実家などの敷地内に入り、贈り物やお手紙などを定期的に置かれる方々がいます」と報告。防犯カメラが作動しており、本人も広島には住んでいないとしたうえで、「敷地内に入る事も、物を置かれる事もほんとうに、ほんとうに、やめてください」と、迷惑行為の被害に遭っていることを告白した。

 同ポストでは「応援してくれることは嬉しいですが、それは違います」とキッパリ。続くポストでは「もう何年も何年も前からです」と被害が長年にわたって続いていることを明かしたうえで、「何日も放置されると腐敗や散乱もします」と実害が発生していることも報告している。

「広島県出身の杉原は投資タレントとしても知られており、株式投資の利益で母親のために実家を建てています。そこでDVDを撮影したことがあるほか、実家が代々自営業を営んでいることもあり、地元のファンには実家の場所がバレているようです」(週刊誌記者)

 しかし杉原が実家ではなく東京に住んでいるのはファンには周知の事実。実家に勝手にプレゼントを置いてくるのが非常識なのはもちろん、腐敗するようなプレゼントを送ることも芸能人のファンとしては非常識な振る舞いだろう。

 しかも他人の敷地内にプレゼントを置く行為は不法侵入(住居侵入罪)に該当し、明らかな犯罪行為。本人が承知していないプレゼントを放置する行為は不法投棄になる恐れもある。それにも関わらず被害を受けている杉原が、お願いベースで「やめてください」としか訴えられないのはなぜなのか。

「ひとつには『住居侵入罪』での逮捕や検挙が難しいからです。無断で敷地内に立ち入った場合でも窃盗やカメラ設置といった犯罪が目的でない場合、刑事事件に発展させるのはハードルが高いもの。ファンのほうはあくまで“好意”として行っており、犯意がないとみなされがちです。それに加えて杉原本人が実家にいないことから、ストーカー行為も成立しないのが難点。東京の自宅ならプレゼントを渡す目的であってもストーカーとして対処可能ですが、本人が住んでいない実家となると、杉原自身が被害を訴え出るのが難しいのが現実です」(前出・週刊誌記者)

 だからといって、杉原の実家がプレゼント置き放題なことなどありえないのも当然のこと。実家側が警察に被害を訴え出て、警察側が対処すれば、それこそ現行犯での逮捕もあり得るはずだ。

 それに至る前段階として、杉原自身が「迷惑です」「やめてください」と被害を訴えたのは重要なステップとなる。心あるファンであれば杉原の訴えを目の当たりにしたら、即座に迷惑行為をやめるのが筋というものだろう。

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