ぶっちゃけ弁当って、肉とゴハン、そしてイモがあれば何とかなる! 逆に煮物とか炒めものみたいな、野菜多めで体のことを考えた構成にすると、メインのおかずがなかった~ってがっかりされるというこの理不尽さ。
だから、冷凍庫に味付けされた肉を常備しておけば、今日冷蔵庫に何にもない~、とか、お弁当用に取っておいたおかず、朝見たらなくなった~、なんて時にも、とりあえずチンして解凍して焼いて詰めればなんとかなる。しかも肉だから喜んでもらえること確実!
ということで、業務スーパーで販売している味つき冷凍豚肉、実際に買って食べ比べてみました。
まずは「豚ジンギスカン」(写真左)。内容量は500g。味噌仕立ての特製ジンギスカンだれに豚肉を漬け込んだもので、パッケージには約4人前と書かれています。
今回の3品全てに言えることなんですが、味付けはかなり濃いめ。なので、炒めてから数時間後に食べるお弁当でも味がしっかり感じられます。個人的には、キャベツ、タマネギ、ニンジンなど野菜多めで炒めて、味のバランスをとるのと、ボリュームアップをするのがおすすめ。味噌と、どこか遠くにりんごの優しい甘さを感じるパワフルなおかずの完成です。約4人前だけれど、野菜と一緒なら7~8人前はいける! それぐらいジンギスカンのタレがしっかりしています。
同じくパンチがきいているのが「プルコギ」。こちらも内容量500g。実はこれ、リンゴ果汁の甘味を利かせたしょうゆベースの特製たれに、オーストラリア産の牛肉とアメリカ産の豚タンルート(舌の根元部分)をじっくり漬け込んだもの。つまり牛と豚のミックス。そしてジンギスカン同様、プルコギの甘辛だれがしっかり濃厚に感じられます。なのでこれに春雨を一緒に炒めてチャプチェ風、とか、ジャガイモと一緒に煮てアレンジ肉じゃがとか、軽く刻んで手巻き寿司の具材、なんかにも良さそう。辛さはそこまで激しくないので、辛いのが苦手な人にも大丈夫かと思われます。逆に辛いの好きなら、コチュジャンを大量投入するのもあり。
そして「豚トントロ 生姜焼き味」(写真中央)。これがね、もぉ~”脂身好きの脂身好きによる脂身好きのための脂身肉”。加熱してみたら見た目は脂身90%以上、赤身10%以下。たまたま買ったやつが脂身多めだったの? そしてトロ、というより脂身プリプリでトロッと溶ける感はかなり低め。脂身のプリプリ感を楽しむ脂身ラヴァーのためのお肉、となっています。
だから、豚肉は赤身より脂身が好きとか、肉はあくまでも旨みを出すためのもので、野菜たっぷり肉ちょこっとでいい、みたいな人には喜ばれるけれど、これだけ焼いてお弁当に入れるのはちょっとヤバそう。野菜大量とか薬味山盛りとか、蒸して油抜きしてコラーゲン摂取とか、ちょっと違う楽しみ方をするのが良さそうです。
そして3つともに言えるのが、冷凍なので、アウトドアBBQに持っていくのに優秀! 移動中は保冷剤代わりに、そしてBBQ場に着いた頃には程よく解凍されて、袋を開ければ即焼ける! 下ごしらえとか面倒なこと一切なしで、炒めるだけでおいしい業スー冷凍味付け豚肉は、弁当用、夕食用、そしてBBQ用に常時キープしておくのがおすすめですよ。
(ロドリゴいしざわ)