ジャニーズ事務所の性加害問題で、イケメン俳優にチャンスが広がっている。今回の問題で、事態を重く見たCMスポンサーは、所属タレントとの契約を次々とストップ。ジャニーズ事務所は、社名変更や全タレントとエージェント契約に切り替えるなど、対応に迫られている。
「一部スポンサーは、エージェント契約に切り替われば再契約を結ぶと大手広告代理店に話しているようですが、かつてのようにジャニタレが多くのCMに出るようなことはもうないでしょう。東山紀之社長の妻で女優の木村佳乃が出演している『公文』のCMがひっそりと放送終了になっていて、性加害問題に関連している可能性まで指摘されています。もっとも、公文サイドは契約満了のためとして否定していますが」(民放関係者)
CM業界からジャニタレが激減したことで、千載一遇のチャンスが訪れそうなのがイケメン俳優たちだという。
「これまでジャニタレは、長期に渡って広告に起用されることが多かった。それだけに、今回の騒動で退場となれば、他の芸能プロからしたら、代わりに高額の出演料を手にできるかもしれない大チャンス。特に注目されているのは20代後半から30代の俳優で、佐藤健や松坂桃李、吉沢亮、北村匠海などがジャニタレに代わる形でCMに次々と起用されそうです」
中でも注目は、神木隆之介だという。最近でも2023年度前期のNHK朝ドラ「らんまん」では主役を務め、主人公の槙野万太郎を熱演したばかり。さらに11月3日からは、主演映画「ゴジラ-1.0」では「らんまん」で夫婦を演じた浜辺美波と再共演するのである。
「神木が人気なのは清潔感があり、女性関連のスキャンダルがない“安心物件”なのが一番大きい。今回、ジャニタレは、事務所のスキャンダルでCMを降板している形ですが、後任に起用したタレントが不祥事を起こせば、企業にとっては致命的ですから人選にはかなり慎重になっている。その点、神木は子役時代から活躍してキャリアもあるので、不用意なトラブルを起こしませんし安全です。神木の取り合いが企業の間で起きています」(大手広告代理店関係者)
過去には、佐野ひなこや志田未来などと熱愛スクープはされたこともある。が、どれも憶測報道の粋を出ないもので、これまでスキャンダルがほぼ皆無。
「2021年4月1日に、大手芸能プロ『アミューズ』から独立し、アミューズも一部出資する『Co-LaVo』所属ですが、独立を機にスキャンダルが噴出するのはないかと心配されていました。ですが、独立から2年たっても、悪い噂が出るどころか高評価されている記事ばかりの印象。現在もっともスキャンダルから遠い俳優だと“神”のように崇められています」(前出・代理店関係者)
今年は、朝ドラの演技が評価され、NHK紅白歌合戦の審査員ゲストの最有力候補とも言われる神木。男女問わず、幅広い層から人気があるだけに、今後はさらにCMでも活躍の領域を拡大させていきそうだ。
(渡邊伸明)