タレント・鈴木紗理奈が11月7日放送「ゴゴスマ」(TBS系)に生出演し、俳優・生田斗真のSMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)退所報道について言及した。
番組放送時点では、生田はまだ正式に退所を発表しておらず、一部メディアが“独立秒読み”を報じていた段階だった。が、鈴木は、「岡田(准一)さん、二宮(和也)さん、そして生田(斗真)さんで、比較的俳優業を主に結果を残されてる方が独立している」とコメント。すでに退所した2人と合わせ、芝居をメインとするタレントが退所を決断する傾向にあると指摘した。
続けて、その背景にあるのが、同事務所所属の、歌手をメインにしているタレントの“権利”を巡る環境だと分析。こう話した。
「楽曲とかライブをメインでやってらっしゃる歌メインの方って、権利の問題があって、独立した時にややこしいっていうのが…。(過去の楽曲の)権利を誰が持っているのか、退所したら歌えるのか、という問題もあって、そのへん、まだ話し合いができてないと思う」
つまり、俳優メインのタレントに比べ、歌手メインのタレントが独立しにくいはずだというのである。続けて、「これからも俳優業をメインにやっていくよっていう気持ちの表れが、この独立してる順番になるのかな」とも指摘した。
なお、生田は同日夜、正式に11月20日をもって退所することを発表した。
「生田の退所発表後の11月9日には、俳優でダンサーの屋良朝幸も来年1月31日をもってSMILE-UP.を退所することを会社のホームページで発表しています。確かに、屋良も含め、現時点での退所組の面々を見ると、芝居を高く評価されているタレントという共通点があり、事務所の助けがなくとも活躍ができそうなイメージが強い。生田は役者一本で成功しており、岡田はV6がすでに解散。ただ、二宮については、楽曲の権利が関わってくる嵐から脱退せず、“今後も嵐の一員”という異例なポジションとなっていて、まだ新会社とのエージェント契約を結ぶ可能性が残されています」(テレビ誌ライター)
いずれにせよ、次の退所者も芸能メディアの間では予測されている。生田と同様、俳優業のみで活動してきた風間俊介が、その筆頭候補だ。また、SMAP解散に伴い、ここ数年は実質、役者業のみの活動となっている木村拓哉にも退所の噂が絶えないという。
「木村は、旧SMAP解散後も唯一旧ジャニーズ事務所に残留したため、SMAPの楽曲を歌う権利を有しています。しかし、実際に2020年のソロライブでSMAPの曲を単独で歌唱すると、『5人の歌を1人だけで歌わないで!』と憤るグループのファンや、退所組のファンが続出。“歌えば即炎上”という緊迫した状況が続いており、それほど楽曲権利の恩恵を受けているとは言えず、退社を考えててもおかしくありません」(前出・テレビ誌ライター)
旧ジャニーズと袂を分かつか否かの判断は、各々の望む活動方針が大きなポイントとなりそうだ。
(木村慎吾)