「若い頃は尖りまくってたっぽい」と指摘された俳優・吉田栄作は、それを否定することなく事務所の先輩タレントである中山秀征からの挨拶を“スルー”した騒動を振り返った。
2018年までワタナベエンターテインメントに所属していた吉田は、現在も同社に身を置く中山よりも3年後輩にあたり、本来なら挨拶を無視することなどあり得ないが、そこはイケイケの元トレンディ俳優だ。
4月22日にゲスト出演したフジテレビ系「ぽかぽか」では、ナベプロ時代の逸話として「中山秀征さんっていう素晴らしい先輩がいらっしゃるんですけど、最初の出会いがワタナベプロダクションのエレベーターで。中山さんが(エレベーターに乗って)上がってこられて、僕が帰る時だったんですね」と先輩との初対面を回想。
吉田は、中山がエレベーターから出てきた瞬間「あ、先輩だ」と認識。一方の中山は先輩の立場ながら丁寧に腰を90度に曲げながら「初めまして、中山です」と先に声をかけたが、吉田いわく「僕がそのまま通り過ぎたように中山さんには見えたらしいんです」と無視をしたと解釈されてしまったという。
吉田は「僕はしっかり挨拶しましたよ、背中で」と釈明したが、番組MCのお笑いコンビ・ハライチの澤部佑は「背中で?」と驚き。その後、中山からの恨みは“結構長引いた”というが、吉田は「中山さん的には、『なんか挨拶しなかったな、アイツ』ってなっちゃったらしいんですけど、のちのち『ちゃんと背中でしてたじゃないですか』って言って。『あ、気付かなくてごめんな』って」と本人同士の話し合いでわだかまりは解消されたという。
「この“挨拶シカト”騒動については、中山のほうも21年6月放送の『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、言及しています。長く同じ事務所で活躍しながらも、吉田との間に一時期不仲説が浮上していたことは『それは本当にそうよ。本当にしゃべんなかった』としつつ、飲みの席で距離が縮まったと説明。中山の中でシコリとして残っていた“挨拶無視”の件を本人に問い詰めたところ、『違うよと。俺は背中でしたって言ったんだよ。気付かなかった俺が悪かったと。人として俺の方が浅いって思っちゃったんだよね』と、吉田から予想外の返答があったことに驚かされたようです。尖りまくっていた若手時代の吉田らしいエピソードではありますが、きちんと腰を曲げて頭を下げた先輩に対し、“背中で挨拶をした”というのは、“無視をした”と捉えられても仕方ないでしょう。吉田は何年も経た後に不仲説が解消したと語っていますが、中山側がかなり譲歩したと見るのが自然でしょうね」(女性誌ライター)
番組MCのフリーアナ・神田愛花も思わず「ヒデさん凄い」と口にしており、最後まで“ちゃんと背中で挨拶をした”と譲らなかった吉田に呆れていたかもしれない。
(木村慎吾)