ユーモアのある男性は好きでも、誤ったユーモアを炸裂させるおじさんは苦手なのが乙女心です。
ちっとも面白くないLINEを送りつけ、“面白いと思っているのは当人だけ”。女性に不快感すらも抱かせているのに、ご本人はまったく気づいていないから困ってしまいますね。
TPOすらもわきまえず間違ったユーモアを平然とLINEしてくるおじさんは、なぜあそこまで女性を不快にさせるのでしょう?
ユーモアのセンスがないおじさんから39歳女性のもとに届いたLINEを見てみましょう。
女性の体調が悪いというのを聞きつけ、様子を知るためにLINEをしてくるところまでは好感が持てても、その内容が「拾い食いしたんでしょ?」という誰がどう見ても本気で心配しているとは思えない質問…。
お腹が痛くてウンウンと唸っている女性が、これを見た瞬間の苛立ちと不快感は計り知れません。
心配ならば素直に「大丈夫?」と尋ねればいいだけです。でも、どこかで性格を拗らせてしまったおじさんは「ひねりのある内容を送って、笑わせなくちゃ!」などTPOも考えずにおかしな方向にイキってしまうのです。
こういった不快なLINEが届いても、社交辞令でとりあえずの返信を送る優しい女性が多いので、おじさんは自分が不快なLINEを送っている事実に気づかずに暴走を続けがちです。むしろ「面白いLINEを送るオレってイケおじかも?」などと自己評価は爆上がり。「社交辞令の返信なんだから、本心では迷惑だって気づいて!」といった女性の心の声は届きません。
不快なユーモアを送るおじさんのLINEは文章そのものよりも、TPOをわきまえていないことによって不快感を抱かせるものも多い傾向にあります。
もしもこの手のおじさんからのLINEの撲滅を狙うなら、社交辞令での返信をやめて「TPOをわきまえない冗談は不快です」と私たち女性側もしっかり意思表示をする強さが求められているのかもしれません。なかなかに勇気が必要ではありますが…。
(並木まき)