一部では「慟哭」という漢字をスラスラ読める人は40歳以上と言われているそうだが、最近はZ世代の間で昭和の名曲の人気が高いため、バッチリ読める10代も多いのだとか。12月4日放送の「2024FNS歌謡祭」第1夜(フジテレビ系)では、工藤静香、倖田來未、NiziUのミイヒが「慟哭」をスペシャルコラボ。3人の中でミイヒだけが40歳以下の20歳だったが、はたしてスラスラ読めたかどうかはわからない。
あでやかな3人が横一列に並ぶと、接客をともなう夜の飲食店に勤めるベテラン、中堅、アルバイトといったムードが漂い、耳だけでなく目まで楽しませてくれた。工藤は持ち歌だけあり、しっかりした歌唱力を披露。ネット上には「さすが工藤静香」「本人の曲は本人だけに歌ってほしかった」といった声があがっている。
工藤はさらにNEWSの増田貴久と「嵐の素顔」をデュエット。2人は競い合うように腹から声を出してパワフルに歌いあげたのだが、どうやら驚きの声があがっているようだ。それは、ものまねタレントのミラクルひかるが「嵐の素顔」をものまね歌唱する時に、伸ばす音には母音を混ぜて「のぉぅぉぅ」「てぇぃぇぃ」などとワイルドに歌うのだが、多くの人はミラクルが工藤の歌い方をデフォルメしているのだと思っていたようだ。ところがこの日の工藤は、間違いなく伸ばす音には母音を混ぜてワイルドに歌っていたことから、「ミラクルひかるはデフォルメしていたわけじゃないんだ!」と驚く声が相次いでいるのだ。
中には「もしや本家の工藤がミラクルひかるに寄せてる?」といった声もあるほどだ。TVerで「2024FNS歌謡祭」を視聴して工藤の歌い方を確かめたら、今度はネット上で見つけられるミラクルがものまね歌唱する「嵐の素顔」動画を視聴してみてほしい。きっと驚きの発見があると思う。
(森山いま)