いよいよ声の寿命が近づき、今年限りでの引退を考慮していたと明かしたのは、お笑いタレント・明石家さんまである。12月25日放送のクリスマス特番「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2024」(フジテレビ系)に出演し、酷使しすぎているノドのコンディションについて言及している。
番組冒頭、司会のフリーアナ・八木亜希子からノドの調子を心配されたさんま。これまではトレードマークの引き笑いが「アホウドリの鳴き声」と一緒だったとネタにしてきたが、新たに医療番組で分析したところ、「それが変わって。今は車のフィアットのクラクションの音になってると。周波数が。だからボク、フィアットのクラクションとしゃべれるんです」と嬉しそうに語っている。
また、“声年齢”は相変わらずの「180歳です」とし、「誰も180歳まで生きてないから、人類が初めて聞く声なんです」と豪語。しかし、驚きの告白があったのはここからだった。
さんまはみずからのノドを「もう完全に寿命やと思って」とし、「引退するというので、(所属する吉本興業の)岡本(昭彦)社長と会ったぐらいですから」と、打ち明けた。その会談内容を「(岡本社長に)『すまんけど、今年いっぱいや』と言って。『声出ぇへんねん』って言ったら、(岡本社長に)『いや、今出てますよ』って言われて。その日から(声が)出たんです」と笑いを交え説明。“今年いっぱいでの引退”は何とか撤回されたようだ。
「突如明かされた、さんまの引退にまつわる言及は多くのファンを驚かせたでしょう。ただ、最近気になる発言も。さんまの声の不調が心配されたのは今年7月~8月頃のことでしたが、11月23日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)では、裁判が終了したダウンタウン・松本人志に関する話題になり、『(番組収録後に)今日、(岡本)社長に会うんだけども』『松本のことだけじゃなくて、いろいろと話し合う。月1回くらい会ってるんで』などと意味深に説明。具体的に何を話し合うのかは明かしておらず、あるいはこの日の“トップ会談”で社長に引退への意思を語ったのかもしれません。とはいえ、松本の地上波復帰もままならず、さんまも引退となれば、吉本にとって大打撃となるのは必至。2大エースを同時に失うことは避けたいはずで、岡本社長も何としてもさんまを説得する必要があった、ということかもしれません。ただ、声の賞味期限が近づきつつあるのは最近のさんまを見れば明らか。しゃべるのもつらそうだし、1カ月くらい休養をとる必要があるんじゃないかと心配になりますね」(テレビ誌ライター)
何しろ、さんまは現在の“180歳の声”を治すための唯一の方法として、医師から「寝ることと、しゃべらないこと」を提示されたというが、「寝もしないし、ずっとしゃべってる」と、どこ吹く風。本人に治すつもりがない以上、その日は確実に近づいているのかも!?
(木村慎吾)