嵐・相葉雅紀主演の月9ドラマ「貴族探偵」(フジテレビ系)が4月17日にスタートした。だが、初回放送の平均視聴率は11.8%、期待通りの数字とは言えない厳しい船出となった。
相葉演じる自称「貴族」は、名前や年齢、家族構成や学歴、住所などすべてが不明。松重豊演じる執事や中山美穂演じるメイド、滝藤賢一演じる運転手の3人にかしずかれて生活しており、警察に対しては絶大な力を持つ謎の人物。
放送前から相葉の役どころについては「とても貴族に見えない」と不安視されていたが、実際にドラマを観てもそれが杞憂でないことが実証されてしまった。視聴者からは「相葉の演技やっぱ下手」「相葉ちゃんじゃ、声に重みがないし…なんかこのキャラ合わない」「相葉から貴族オーラを感じません!」など、予想通りのがっかりコメントが殺到したのだった。
それにしてもなぜ、相葉がキャスティングされたのだろうか? 芸能記者は「事務所の押し」と推測する。
「SMAP解散後、事務所の稼ぎ頭は“嵐”になったのですが、松本潤と二宮和也は女性スキャンダルの勃発で様子見。櫻井は日本テレビのキャスターだし、大野智ではあまりにも“貴族”に不釣り合い。そこで相葉となったんですが、これが予想通りの学芸会演技。『ジャニーズならもっとこの役にふさわしい人材がいるのに』という意見さえ聞こえています」
「月9」30周年記念作品として、「1話1億円」とも言われる破格の制作費と豪華キャストを揃えた今作だが、早くも「嵐ファン頼み」でどこまで支えられるのかを心配する声があがっているようだ。