東京・お台場で開催されたハロウィーンパレードに登場した1匹のカッパ。観客にほとんどスルーされていたが、このカッパが「誰もこっちを見てくれなくて悲しむカッパ」とツイートしたところ、1900件もリツイートされるなど大反響を呼んだのである。カッパの正体は三戸なつめ。LINEバイトのテレビCMにも出演している人気上昇中のモデルだ。女性誌のライターが解説する。
「三戸さんは青文字系のファッション誌で活躍するモデルです。切りすぎたパッツン前髪が特徴で、今年4月にはその名も『前髪切りすぎた』というシングルもリリースしています。ギターを弾きながら歌う姿はいま人気の大原櫻子さんにも似ていて、若い女子には熱狂的なファンもいますね」
前髪ばかり注目されるルックスも、インスタグラムで公開した長髪ウィッグを付けた画像を見ると、お目目パッチリでなかなかの美人だ。この日も、パレードに先立って出演したステージでは3曲を披露し、結構な声援を浴びていたという。だったらその勢いを駆って、パレードでも人だかりができそうなものだが‥‥。女性誌ライターが続ける。
「彼女は身長が152センチしかなく、パッと見はモデルっぽくないんです。しかもあのカッパメイクは顔も緑色に塗りたくるなどやりすぎなくらい完璧だったので、ファンでも三戸さんだと見破るのは難しかったんじゃないでしょうか」
一方で、モデル出身のタレントを数多く見てきたという芸能ライターは、こんな見方を教えてくれた。
「芸能人としてのオーラを放っていれば、どんなコスプレやメイクでも目立ってしまうもの。つまり三戸には華が足りないんでしょうね。素顔の彼女はたしかに可愛いけど、驚くほどの美人というわけでもなく、芸能人のなかでは埋もれてしまう程度。それがあんなメイクをしたら、お笑い芸人と勘違いされたというのも仕方がないでしょう」
そんな三戸はかつて、カフェ店員やピールの売り子、さらにはキャディーなど、様々なアルバイトをしていたという。それらの経験が彼女の素朴な魅力を生み出す反面、芸能人らしさをスポイルしているのかもしれない。モデルやタレントで成功するのもなかなか大変なようだ。
(金田麻有)