「熱中症には塩分が必要不可欠」などとは夏のニュースだが、季節を問わず塩分は摂り過ぎるとむくみの原因になるといわれています。
特に秋になると夏に摂り過ぎた塩分で、今頃になってむくみを生じはじめたり、温かいラーメンなどが美味しくなったりと、塩分によるむくみが発症しやすくなってきます。
「食べ過ぎてもいないのにこの頃ちょっと太って見えるかも‥‥」とお悩みのあなたは要注意。そこで、誰でも普段の食事でチェックできる「塩分見極め法」を紹介しましょう。
「一日に必要な塩分量は、女性でだいたい7gといわれています。一般的に外食のラーメンは6.3g、やきそばは4.8g、カレーライスは3.4gほど。こう見ると、私たちが3食でいかに塩分を摂っているかが実感できると思います」
こう話すのは、健康雑誌で執筆などもするヘルスケアライター。では塩分過多にならないように“適量”を知るには、どうすればいいのでしょうか。
「塩を舐めてみて『甘くておいしい』、あるいは『あまり味を感じない』と思うなら、あなたの塩分は必要な量に足りていません。逆に『しょっぱすぎる』、『えぐみを感じる』ならもうそこまでで十分です。何度かやるうちに自分の塩分の適量がわかってくるはずです」(前出・ライター)
ちなみに、足などが軽くけいれんを起こすようなら、体に塩分が足りていない合図だと言います。
「汗を大量にかいた後は、体内のナトリウムも排出されます。これにより、筋肉が伸縮するのに必要なナトリウムが不足して、けいれんを起こすことがあるんです。真夏のように汗をかくことは少なくなって油断しがちですが、運動をした後などは十分気をつけましょう」
塩分の摂り過ぎでむくんだかな?という人は、普段の食事をもう一度見なおしてみてはいかがでしょう。