とにかく明るい安村、トータルテンボスの大村朋宏、COWCOWの善し、8.6秒バズーカーのはまやねん、2009年「R-1ぐらんぷり」の王者・中山功太……。彼らの共通点は、今年に入って不貞報道が流れた芸人だ。
表向きになっただけでもかなりの数だが、芸能ジャーナリストによると「氷山の一角」と笑う。
「人気が出れば、ファンも増えるし、追っかけファンも出てきます。熱烈なファンの中には、地方営業の宿泊先のホテルで待っている人もいる。そんなファンと顔見知りになれば『ちょっと飲みに行こうか?』と誘う芸人も少なくなく、それがきっかけで一夜を共にしてしまう、いわゆる“ワンフ喰い”は昔からよくある話です。誰もが知っている、お笑いから俳優になった人は、地方ごとに彼女がいることで有名でした。ただ、その人の不貞報道は表に出たことがありませんけどね」
では、不貞をバラされる人と、そうでない人の違いはどこにあるのか? 実際に、芸能人と関係を持った女性の告発を多数取材した経験のある記者に聞いた。
「はっきり言えば、女性に対して誠意があるかどうか。関係を暴露されたある俳優は、ホテル代も惜しんで、ビルの非常階段やマンションの屋上でイタシテいた。それでポイ捨てされて、怒りからの告発でした。まるで“排泄処理に利用された”と怒っていました。つまり、深い仲になった後の態度で、暴露するかしないかが決まるんだと思います。しかしタレントの方は“有名人の俺とヤレたんだからいいだろう”くらいに勘違いしている輩がいる。そういう人は、たいてい媒体に売られますね」
暴露される有名人は、自身の人気にあぐらをかいていたから。つまりは、自業自得というこということなのだろう。1日放送のバラエティ番組「爆笑問題の検索ちゃん」(テレビ朝日系)でお笑い芸人・三四郎の小宮が、追っかけの女性にホテルに入る直前に断られ「ファンでしょ!」と詰め寄ったと話していたが、それはそれで僥倖だったのかもしれない。