何故、シンプルに歌ってくれないのか?
倖田來未が6日放送の音楽特番「2017 FNS歌謡祭 第1夜」(フジテレビ系)で、自身の代表曲「愛のうた」を熱唱した。同曲は10年前にヒットした珠玉のバラード。
この日のパフォーマンスでは、ピアノ演奏を松下奈緒が担当。さらにバックにはオーケストラが用意され、一夜限りのスペシャルバージョンということで、倖田はいつにも増して気合が入った歌声を披露した。しかし、この張り切りすぎが裏目に出てしまったようだ。
「語尾をやたら延ばしたり、テンポを崩してみたりと、曲のいたるところにアレンジを入れた歌唱だったのですが、単純に聞きづらかったという視聴者が多かったようです。実は倖田は15年の同番組でも同楽曲を披露しているのですが、その時もアレンジを加えて歌い、『普通に歌って欲しかった』という視聴者の声が聞かれていました。しかし、今回はその時の比じゃないぐらいにアレンジを施して、原曲とは程遠いものになっていました」(エンタメ誌ライター)
シンガーにとっては、定番曲ほど歌い飽きてアレンジを入れたくなるもの。だが、曲への思い入れが深いファンは、原曲どおりに歌って欲しい。そのあたりのせめぎ合いがネット上の意見にも表れていて、「この曲、昔好きだったのに今日は聞いていてイラッとした」「私の青春を返して」「キムタク以上にアレンジ入れてきたな」「年々アレンジが強くなってないか」「歌は上手いんだから、普通に歌えばいいのに」といったコメントが多数躍った。
「印象的だったのはところどころでカメラに抜かれる松下の表情。眉間にシワが寄っていて、歌でテンポを乱されてイラッとしているようにも見えました」(エンタメ誌ライター)
昨年、倖田は同番組に出演しておらず、2年分の思いを込めた「愛のうた」だったのかもしれないが、次回はどうかシンプルに歌って欲しいというのがファンの総意ではないか。
(本多ヒロシ)