3月20日に最終回を迎えたドラマ「きみが心に棲みついた」(TBS系)。当初は吉岡里帆演じるヒロイン・今日子こと「キョドコ」が、向井理演じる星名と桐谷健太演じる吉崎との間で揺れる様子が「イライラする」「あり得ない行動にドン引き」など“共感できない”と酷評されてきた。ところが3月6日放送の第8話から星名の闇深き過去と同時に“男の弱さ”が語られ始めたことで状況は一変。一気に「キョドコが星名を斬り捨てられないことがわかる」と共感の声が続出。最終回直前回では星名が仕事場でも追い詰められ、最終回に至ってはキョドコから「星名さんのためには生きられません」とキッパリ斬り捨てられたことから、ネット上には「星名がかわいそう」「雑踏に紛れる星名の背中に泣けた」「誰か星名さんを救って!」などのコメントが寄せられている。
「星名が心に棲みついた視聴者が急増したようですね。向井は星名という闇深キャラを好演したことで俳優としての株を上げたのではないでしょうか。向井は16年7月期放送ドラマ『神の舌を持つ男』(TBS系)で、それまでに演じてきた“好青年キャラ”を脱ぎ捨て、コメディもできる俳優としての新境地を開拓する予定だったのだとか。ところがその時の“舌を出してばかりの変人キャラ”が『気持ち悪い』と批判の的になってしまった。それから約2年経ち、優等生や健康的な“いいキャラ”だけでなく、暗さや支配欲を前面に出した“悪キャラ”もイケることがこれで証明されたので、ここしばらくは“悪キャラ”のオファーが増えると思います」(舞台演出家)
向井はこのまま“悪キャラ”の道を突き進む?