高橋一生主演ドラマ「僕らは奇跡でできている」(フジテレビ系)が苦戦を強いられているようだ。
同ドラマが放送されているフジテレビの「火曜9時」は視聴率が取りにくい枠として知られており、今年放送された同枠ドラマの全話平均視聴率を列挙してみると、1月期放送の亀梨和也主演「FINAL CUT」が6.9%、4月期放送の坂口健太郎主演「シグナル 長期未解決事件捜査班」が7.7%、7月期放送の吉岡里帆主演「健康で文化的な最低限度の生活」が5.8%と、どの作品もいい成績を残せず“不吉な枠”とも囁かれている。
「そんな状況を打破するために、どんなキャラでも魅力的に演じることができる演技力を持ち、女性人気の高い高橋を主演に据えたというのに結果が出せず、制作スタッフは涙目になっていると聞いています。しかし、ネット上では『高橋一生のムダ遣い』と指摘され、他局ドラマスタッフからは『演出と脚本が問題』と囁かれているのだとか。社会問題を取り入れつつ、人間ドラマをしっかり描ける脚本家・橋部敦子と、『古畑任三郎』シリーズで軽妙かつドラマチックな見せ方を三谷幸喜から絶賛された演出家・河野圭太は、2010年10月期放送の二宮和也主演『フリーター、家を買う。』(フジテレビ系)と同じメンツ。放送枠も『僕キセ』と同じ火曜9時枠でしたが、全話平均視聴率は17.1%と好成績を残しています。この差は『高橋一生がこんなにおもしろい役を演じていますよ』といった押しつけがましさが原因ではないかと分析する同業者が多いのだとか」(テレビ誌ライター)
女性のハートをつかんで放さない高橋の魅力で、今後どこまで挽回できるか。