気候や台風などの影響でも上下する野菜の価格。安くなる分にはいいですが、価格高騰ともなると家計にも響きますよね。子どもや夫にしっかり野菜を食べさせたいと思っても、いつもより100円も200円も高い野菜を前にすると頭を悩ませてしまいます。そこで、家族の健康を支えるためにも、お財布に優しい野菜との付き合い方をご紹介しましょう。
■上手なまとめ買いをする
青果店などで話を聞くと、「今がギリギリかも。これから高くなるよ~」と、最新の情報を教えてくれることがあります。日々、野菜を市場でやりとりしている人には、専門家だからこその肌感覚があります。そのアドバイスを生かせば、上手に買い物ができるようになります。
そして、「今がチャンス!」とわかったら、なるべく安い時期にまとめ買いをしましょう。野菜をたっぷりとる時期と他の食材を活用する時期を分けるなど、1~2週間単位でメニューを考え、家計のバランスを取るとよいでしょう。
■干しもの・乾燥野菜を活用する
価格高騰であまり大量に野菜を買うことができない時期には、乾物野菜や干し椎茸、干した海藻などを活用することで、野菜以外の食材からも食物繊維やミネラルを摂取することができます。これらは、味噌汁やスープ、煮物などで使いやすく、生の野菜を食べにくい時期や温かいものを食べたい日にもオススメです。
■新鮮なまま保存する
野菜の多くは、冷凍することで食感や色味が落ちてしまいます。でも、下茹でしたり細かく刻んだりした後、小分けにしてなるべく平たく保存することで、冷凍保存でも鮮度が保ちやすくなります。また、生野菜の保存法も個々の野菜にあったものにすることで、より長期間新鮮な状態で保存することができますよ。
野菜の価格高騰を乗り切る食卓の工夫、いかがでしたか? これらのように、野菜について勉強すると、活用の幅が広がります。値段に振り回されるのではなく、戦略を持って日々を過ごすことで、栄養たっぷりの野菜を日々楽しんでくださいね。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)