NEWSのデビュー15周年にあたる今年、小山慶一郎はソロ活動がいまひとつパッとしなかった。理由はやはり6月に発覚した未成年女子への飲酒強要問題だ。これが尾を引いて「news every.」(日本テレビ)のキャスターには、いまだ復帰できず。地上波レギュラーは、加藤シゲアキとの「NEWSな2人」(TBS系)だけになっている。
そんな小山はちょうど10年前、今のようにメンタルではなく、体に決定的なダメージを負っている。
「08年5月、NEWSにとって9枚目となるシングル『SUMMER TIME』をリリースしたんですが、ミュージックビデオの撮影のとき、手首を骨折してしまったんです。不運なことに当時は、主演舞台『ロス:タイム:ライフ‐真実へのカウントダウン‐』の真っ最中。しかも新米刑事役の小山が、折れている手首に手錠をかけられ、外そうとするシーンから始まるというもの。公演中のおよそ2週間、激痛に堪えながら出演したそうです」(アイドル誌記者)
ミュージックビデオ撮影時に小山は高所から落下。腰から落ちそうになったため、とっさに手首でカバーした。真っ先に駆け寄ってきたのは、増田貴久。「大丈夫かーっ! 動くな動くなっ!!」と小山に声をかけたという。
「その増田は2014年からバック転を辞めています。テゴマス(手越祐也&増田)のコンサートツアーのリハーサル中、バック転の練習で骨折して、全治3カ月の重傷を負ったんです。それがトラウマとなって、ハードなアクロバットは避けるようになりました」(前出・アイドル誌記者)
そのころ相棒の手越も趣味のサッカー中にケガ。増田にこっぴどく叱られている。ケガといえば、加藤シゲアキもNEWSがまだ6人体制だったころに足を負傷している。
NEWSは4人全員が負傷に泣かされた過去がある。それを乗り越えてきたからこそ、今年15週年を迎えられたのだ。痛みに耐えながら演技を続けたプロ根性。小山慶一郎にはそれを思い出してほしい。
(北村ともこ)