1月クールの連ドラで注目された一つが、「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」(フジテレビ系)VS「グッドワイフ」(TBS系)の視聴率対決。ともにベテラン女優の竹内結子、常盤貴子が主演、内容もリーガルものだけに拮抗すると思われていたが、早くも明暗が分かれている。
「平均視聴率は、『QUEEN』が初回9.3%、2話が5.8%と低空飛行。一方の『グッドワイフ』は初回10.0%、第2話11.5%と2桁をキープし合格点で、今後もこの差は開きていきそうな気配。フジ関係者からは、6年ぶりのドラマ主演となった竹内に賞味期限切れ説まで出始めている」(ドラマ制作会社関係者)
ただし、苦戦の原因は竹内だけではなさそうだ。
「SNSでの評価を見てみると、“数字は悪いが面白い”との意見もありますが、『テンポが悪い』『メリハリがない』『おしゃれな感じを出そうとして滑っている』など、展開や内容に関しても厳しい声が多くあがっています。また、周囲を固める水川あさみ、斉藤由貴ら実力派女優を“無駄遣いしている”と感じている視聴者も多いようです」(テレビ誌記者)
こうなると勝手にコケた感のある「QUEEN」だが、一方で軍配の上がった「グッドワイフ」にも、思わぬ強敵が現れている。
「同じ日曜日プライム帯の菅田将暉主演『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)が、1話10.2%、2話10.6%、3話11.0%と、回を追うごとに数字を伸ばしている。このままいけば、TBSの看板である『日曜劇場』に勝つ可能性も出てきました。もともと日テレの“日曜22時”台は“死に枠”と言われているだけに、関係者は視聴率の行方を固唾を飲んで見守っています」(芸能関係者)
最後に勝つのはどのドラマか?
(鈴木十朗)