“ビーム”の保有権を巡り、激しいバトルが展開された。
モデルでタレントの“にこるん”こと藤田ニコルが6月20日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)に出演し、同じくモデルのりゅうちぇるを“嫌いになった”理由を激白している。
パステルカラーのファッションに身を包み、独自の世界観を表現してきたにこるんとりゅうちぇる。2015年にバラエティ番組を中心に大ブレイクを果たした両者だが、にこるんは「元々そういうキャラは私しか居なかった。そしたら急にりゅうちぇるが出てきた」「真似されたみたいで本当に嫌だった」などと語り、“キャラ被り”への不満を吐露すると、りゅうちぇるも「僕も(藤田を)嫌いでした」と反撃。また、にこるんは自身の十八番芸でもあった“にこるんビーム”が、りゅうちぇるによる“りゅうちぇるビーム”と酷似していた為に「最近は被るのが嫌で全然ビームを撃たなくなった」とも訴え、2人のキャラ被りが様々なシーンに悪影響を及ぼしていることを嘆いた。
一見、視聴者や共演者を置き去りにした当人同士の“甘噛みプロレス合戦”かと思いきや、にこるんは、バラエティーなどでりゅうちぇるが“りゅうちぇるビーム”によって爆笑をかっさらっていた際には「悔しくて帰って泣いたこともあった」と回想。当事者にとっては“ビーム”の保有権やキャラ被りは深刻な死活問題だったといえそうだ。
「『THE夜会』では最後に司会の有吉弘行から和解を勧められ、『りゅうちぇるを好きになった?』と問われるも、にこるんは『好きとかにはならない。普通です』と塩対応し、最後まで同じ庭のライバルといった競争心を剥き出しにしていました。視聴者からは『めっちゃどうでも良い』との声や、『逆に良かったんだと思うが…。いまだにコリン星って言われ続ける小倉優子を見ると、ビームの印象が残る前で良かったんだよ』『藤田ニコルはビーム出していたら今の需要はなかった』『みちょぱにもライバル意識強かったし、嫉妬深すぎ』など、藤田ニコルの過剰なビームへの執着には賛否ありますが、今や彼女も20代ですからね。10代の頃に許されていた芸風からは脱却した方が本人の為かもしれませんよ」(テレビ誌ライター)
酷似していたとはいえ、それぞれのビームを発射し、共に芸能界を生き抜くための切磋琢磨を続けてきたにこるんとりゅうちぇる。現在では前者のTV出演回数や影響力、人気が圧倒しているようにも見えるが、果たしてそのパワーバランスは今後どのような変化を迎えることになるか。
壮絶なビームの撃ち合いはまだまだ始まったばかりなのかもしれない。
(木村慎吾)