秋といえばサンマ。でも、近年では不漁が続き、今年はさらなる深刻な漁獲不振に陥っているというニュースもよく聞きます。事実、北海道の主要なサンマ港の水揚げ量は昨年の1割にも及ばず、かなり少ない状況のようです。
これではもはや、秋の風物詩とはいえなくなってきているサンマ。そこで、代替え品として注目されているのがイワシです。近年はイワシが豊漁で、脂ものっていてかなり美味しくなっているようです。安価なイワシは増税を迎える家計の助けにもなり、秋のスタンダード魚になるかもしれませんね。
さて、イワシといえば少し生臭さがあり、鮮度が落ちやすい、小骨が多いなどの欠点があります。でも、ショウガや梅干し、酢などの酸味のあるものと一緒に料理すれば生臭さは抑えられますし、骨が柔らかくなって小骨も気にならなくなりますよ。また、オイルサーディンなどにすれば長期保存も可能です。
イワシを使った料理というと、ちょっと古臭い料理のイメージがあるかもしれませんが、トマトとイワシのパスタやイワシのポワレなど、オシャレな料理もあります。この秋は、イワシ料理を極めてみるのもいいかもしれませんね。