「おかあさんといっしょ」(Eテレ)の20代目“うたのおねえさん”を務めていた三谷たくみが、4月1日の放送回をもって卒業。2月12日の卒業発表以来、世の父親たちからは彼女の卒業を惜しむ声が相次いでいたが、いざ番組内で卒業を宣言すると、そんな「たくみロス」が吹き飛んでしまったというのである。子育て中の女性誌ライターが教えてくれた。
「3月31日の放送回では三谷さんの卒業を番組内で初めて公表。後任となる小野あつこさんを紹介しました。すると、多くのパパが『あつこお姉さん、可愛いな!』と、たくみロスなどすっかり忘れた様子で、新任の小野さんに喰いついたのです。美人度ではさほど差のない二人ですが、年齢の差は見た目にも明らかで、若さとは残酷なものだと実感しましたね」
8年間にわたって出演してきた三谷は、5月に30歳の誕生日を迎えるアラサー。一方で新任の小野は今春に大学院を修了する24歳だ。今風のミディアムボブにも若さが表れており、ベテランの風格すら漂わせる三谷と並ぶと、20代前半の初々しさを実感させるのである。そんな二人について肝心の子供たちはどう感じているのか。前出の女性誌ライターはこう語る。
「たくみお姉さんがいなくなることを残念がるかと思っていたら、驚くほど薄い反応で、そんなものかと感心しましたね。この時期は卒園式で年長組を送りだしたり、進級で担任が変わったりと環境の変化が続くので、彼女の卒業も当たり前のことと受け止めているようです。また、あつこお姉さんの登場にもさほど反応していない点は大人との違いかもしれません。子供は初物には慎重ですからね」
湿っぽくなることもなく、あっさりと「おかあさんといっしょ」を卒業した三谷。結婚も近いという観測もあり、本人としてはむしろ、後ろ髪を引かれなくて済んだのはラッキーだったのかもしれない。
(白根麻子)