夏から秋へと移り変わる今、とくに「むくみ」が気になり始めていませんか? 夏の間に摂り過ぎた水分や冷房による冷え、朝晩の肌寒さなどが原因といわれますが、そんな秋のむくみは早めに対処しておきましょう。そこで、むくみ解消に効果が期待できる食材を紹介しましょう。
■チーズ・豚肉・緑黄色野菜・玄米・大豆など
ライフ・エキスパートの「疲れをとる365日のヒント その日のうちにスッキリ快調の簡単ケア」(河出書房新社刊)によれば、むくみやすい人は、身体の中の水分を外に出す機能がうまく働いていないことが多いのだとか。そんな場合、水分代謝をよくする食べ物を取るのがいいそうです。
むくみに役立つ栄養素は、体内の循環をスムーズにする働きのあるビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEの3種類。ビタミンB群が豊富な食べ物は、胚芽米やチーズ、豚肉など。ビタミンCは緑黄色野菜やミカンなどの柑橘類、ビタミンEは玄米や大豆、ゴマなどに多く含まれているそうです。
■エビ・カニ・卵
京都光華女子大学教授の廣田孝子さん監修「最新決定版 食材事典」(学研プラス刊)によれば、エビやカニ、卵がむくみ解消にいいそうです。
エビにはナトリウム排出作用のあるカリウム、血行を促すビタミンEとアルギニンが。カニには不足するとむくみの原因となる、カルシウムとマグネシウムの両方が。その上、血行をよくするアルギニンやビタミンEも豊富です。卵には血管を広げる一酸化窒素を作るアルギニンの材料の良質なタンパク質と鉄を含むため、血行促進に役立つそうです。
これらの食材を毎日の食生活に取り入れて、むくみケアをしましょう。