お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が6月6日に放送されたバラエティ番組「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演。もしコンビを解散したら芸人を続けるかという質問に対する回答で、共演者の笑いを誘った。
番組では女性お笑いコンビ「アジアン」がコンビを解散したことについて取り上げ、松本は「夫婦とコンビは同じようなもんで、別れたらもう1回付き合ったらあかんていうルールもないわけですから、やる気になったらまたね。ただ、2人のお笑いに対する情熱の差がやっぱり結構大きいのかな」と、先輩として助言しつつも、自分の目から見たアジアンのコンビ事情について言及。また、アジアン解散後もボケ担当の馬場園梓はピンで芸人を続行することを発表していることもあって、この日のゲストコメンテーターのお笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気から「松本さんって、もしコンビ解散したら芸人続けます?」と質問を受けるひと幕も。
これに松本はとぼけた表情で「解散というか俺、別に浜田と組んだ覚えもないんやけど」と、そもそも浜田雅功とはコンビを組んでいるつもりはないというめちゃくちゃなボケを披露し、共演者たちに大ウケ。番組MCの東野幸治は「あるやん! 2人で英語の辞書ひいてコンビ名考えたんでしょ!」とツッコミを入れるも、岩井は「じゃあ、よく仕事一緒になってるって感じなんですね!」と、松本のボケに乗っかってみせた。
松本も「たまたま一緒になる。バミり(立ち位置を記すマーク)があるからそこ立ってたら、あいつもバミりがあってって感じで」と続けた。
この松本のボケに視聴者からは「松ちゃんが浜ちゃんの名前出してボケる時って、鉄板でウケるよな」「こうやって頻繁に浜ちゃんの名前出してるとこにコンビ愛を感じるわ」「ホントは浜ちゃんのことが好きなくせに」など、ダウンタウンのコンビ仲の良さを改めて実感したといった声が多数見受けられた。
「18年12月に放送されたバラエティ特番『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)では、『ウサギは寂しいと死んでしまいますが、浜田はどうなると死ぬ?』というお題で、『オレがいないと死ぬ』と回答するなど、自分のほうが優位に立っているようなスタンスのボケをかますことが多い松本。しかし、同年に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)では、自分はピンで出演する番組で浜田の話を頻繁に出していることを説明しつつ、浜田に対して『お前、(ピンで出演する番組で俺の話)全然せえへんな! なんでせえへんの? 別にええけど、なんか知らんけど腹立つやん。ちょっとさびしいやん』と、不満をぶちまけていました。確かに松本はブラックジョーク気味に浜田の名前を出すことが目立つものの、一方の浜田は松本の名前を出すことは少なめ。どちらかといえば、松本のほうが浜田のことを大好きという認識を持っている人も多いでしょうね」(芸能ライター)
ちなみに16年に行われた「ダウンタウンDX」の放送1000回突破を記念して行われた記者会見で、今後の目標について報道陣から聞かれた松本は「2000回まで、あと23年ってことは、我々は76歳。全然イケるな!」と回答。ダウンタウンの解散を心配する必要は全くなさそうだ。
(権田力也)