お笑いタレント・ヒコロヒーが11月14日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、“ド派手ファッション”で謝罪会見に臨んだ木下富美子都議への批判について言及した。
この日の放送では、7月の東京都議選中に無免許運転で人身事故を起こし、それを公表しないまま再選を果たした木下氏について取り上げ、今月9日の謝罪会見におけるファッションにも注目。再選後初となる登庁では、高級時計とアクセサリーを身につけ、胸元がV字に大きく開いた真っ赤なワンピースを着用し、大きな波紋を呼んでいた。
木下氏は辞任の可能性については否定し、「ぜひ続けてほしいとの声があるのも事実。失われた信頼を回復するのは厳しい道だが、議員活動の中で応えていきたい」とコメント。謝罪の場における“ド派手ファッション”に加え、この議員活動継続宣言にもバッシングが集まっているが、ヒコロヒーは「(服装は)私はあんまり気にならない。格好がどうだとか、腕時計がいくらでっていうのは関係ないんじゃないかな。騒ぐ所はそこじゃない」と語った。
続けて、「キレイな正しい格好で謝って、それをやって誰が喜ぶねんっていう話で。私たちは謝ってほしいわけじゃなくて、辞めてほしいって言っているわけで。何を取り立ててそこを騒ぎにかかってるんだろう」とし、そのコーディネートよりも、議員を辞職しない点に着目するべきだとした。
「仮にその場に相応しい正装で謝罪したところで、“誰が喜ぶねん”とも表現し、一部からは『正論』『確かに本質はそこではない』『言いたいことはわかる』とする声が出るも、多くは『喜ぶ喜ばないの問題じゃない』『辞めたからって喜ばない。喜ばせる場面でもない。当たり前のこと』『コーデ批判はただのコーデ批判ではなく適材適所の話ですよ。大人として人として、その場に合った格好すら解らない人だという批判です』『逆張りすればいいってもんじゃない』といった反応に。
9月には道交法違反で警視庁に書類送検され、免許停止期間中に6回もの無免許運転があったことも発覚した木下氏ゆえ、その服装が然るべき正装であっても信頼回復に至ることは難しいでしょうが、だとしても赤ワンピースとアクセサリーを身につけた登庁はさすがに不適切で、ひんしゅくを買っても仕方がないですね」(テレビ誌ライター)
木下氏は会見で「深く、深く、反省をいたしております」と述べたが、その装いでは、あまりにも説得力に欠いていると言わざるを得ないだろう。
(木村慎吾)