俳優・小栗旬が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第33回が8月28日に放送され、二代将軍・源頼家(金子大地)と梶原善演じる暗殺者・善児が刃を交えるシーンが描かれた。ツイッターでは「#鎌倉殿の13人」が世界トレンド1位に輝き、大きな話題となっている。
この回では、源実朝を鎌倉殿とする新体制がスタート。義時の父・時政(坂東彌十郎)が執権別当に就任。一方、伊豆・修善寺に追いやられた二代将軍・頼家は「軍勢を率い、鎌倉を火の海にし、北条の者どもの首をはねる。このままここで朽ち果てるつもりはない」と怒りをあらわにして、後鳥羽上皇(尾上松也)に“北条追討”を願い出ていたことが明らかになり、さすがの義時も頼家討伐を決意する。
義時の命を受けた善児は、頼家をあと一歩まで追い詰める。ところが、紙に書かれた「一幡」の文字に目を奪われたすきに頼家の刀が善児を貫く。頼家がとどめを刺そうとしたその時、弟子のトウ(山本千尋)が頼家を背後から突き刺し、二代将軍・頼家は絶命。さらにトウは「父の敵!」と、師匠である善児にとどめを刺すのだった。
善児はこれまで、義時の兄・宗時(片岡愛之助)や源頼朝の弟・範頼(迫田孝也)を刃にかけた暗殺者。その悲劇的な最期に、演じた梶原は「もうちょっと暗躍し続けたかった」と思いを語っている。
そんな中、善児にまつわるグッズが注目されている。
「放送翌日の29日、トウ役で出演した女優の山本がインスタグラムを更新し、26歳を迎えたことを報告。その時、梶原善プロデュースの“善児Tシャツ”を着ていたことから、ネット上では『善児Tめっちゃ気になる』『善児Tシャツ欲しい!』といったコメントが殺到。さらに同日、名僧・慈円役を演じている俳優・山寺宏一がツイッターを更新。『今日は善児を偲んで善児Tシャツで過ごした』『善ちゃんおつかれ! 慈円がんばるよ!!!』とメッセージを寄せ、そちらにも『素敵なデザイン』『絶対販売してほしい』などの声が寄せられています」(女性誌記者)
人気キャラの突然の死。脚本を手がけた三谷幸喜氏が言うとおり、善児は梶原の代表する役どころになるかもしれない。
(窪田史朗)