『相棒』第21シーズンが始まりました。私も以前はよく見ていたのですが、最近はすっかり遠ざかり。けれど、今シーズンは欠かさず見るつもりです。なぜなら待望論も多かった、水谷豊と寺脇康文の黄金コンビ復活だからです。というわけで、今回勝手に占ってみたのが、水谷豊さんと寺脇康文のお二人。さてさて、お二人のホロスコープで、さっそく分析を始めてみましょう。たいプが全く異なるこのお二人、果たして何がわかるのか。
まずは、水谷豊さん。1952年7月14日生まれの水谷さんは、性格を表す太陽が蟹座にあり、感情を表す月が牡羊座。ここからわかるのが、親しみやすい庶民派に見えて、実はプライドの高い親分肌だということ。ちょっととぼけた笑顔につられていい気になり、あれこれ指図したら最後、逆鱗に触れるはずです。役者としては、自分の感情を演技というかたちでストレートに表現するタイプでしょう。頭で計算しながら役作りをするのではなく、湧き出る感情をそのまま表に出す‥‥という演技なのでは。また、主役としてのプライドと自覚は、おそらく強烈でしょう。
一方の寺脇康文さんは、1962年2月25日生まれ。性格を表す太陽が魚座にあり、感情を表す月が蠍座。ここから、感情を内に秘める人だということがわかります。役者としては、役を徹底的に分析し、納得いくまで理解したうえで没入するタイプでしょう。感情を演技に投影することはなく、むしろ内に秘めるようです。ただし、どうしても言いたいことを口にする場合、核心を突いた「ズバリ」な言葉でしょう。
これで、水谷豊さんと寺脇康文さんが、まったくタイプの異なる役者さんだということが、もうおわかりのはず。過去にコンビが解消された際、さまざまな憶測が飛び交いましたが、寺脇さんが水谷さんにストレートな言葉で「こうしてください」的なお願いをしたのかもしれませんね。それが、水谷さんのプライドを傷つけてしまった‥‥。十分、想像できます。
さて、お二人の相性について、ここで見てみましょう。太陽同士、金星同志の角度が120度と良く、基本的な相性はバッチリです。気になるのが、知性やコミュニケーション、言語を表す水星同志の角度が180度ということ。これは、お互いにライバル意識やコンプレックスを持ちやすい角度なのです。自分にないものを相手はもっている……という感覚。もしかするとこのお二人は、相棒というよりも、宿命のライバル同士なのかもしれませんね。
(三田モニカ)
8月1日生まれ。獅子座。A型。占術家。アロマテラピーアドバイザー。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。占い情報誌の編集プロダクションを経て独立。西洋占星術、血液型診断、タロット等のロジックを応用した開運術を提唱。著書に「A型人間の頭の中」「B型人間の頭の中」(いずれも青志社)など。