女性が結婚相手に求める条件として昨今増えてきているのが、「料理ができること」。かつては“男子厨房に入らず”などと言われていたが、いまや「料理男子」なる言葉もポピュラーになってきたどころか、「弁当男子」「おつまみ男子」なども出現している。
共働きや兼業主婦など、夫婦の役割や生活様式が変わってきたことも背景にはあるが、なにより最近の男性タレントは「料理男子」が多い。
SMAPのメンバーをはじめ、俳優の速水もこみち、あるいはイケメン料理研究家など、その顔ぶれたるやさまざまだ。
オウチーノ総研が20~69歳の既婚男性860人を対象に、「『料理』に関するアンケート調査」を行ったところによると、いまや既婚男性の約2割が「ほぼ毎日」、約半数が「週に1回以上」料理しているという。
調査によれば、「自宅のキッチンに立って料理をする頻度はどれくらいですか?」という質問に対し、「ほぼ毎日」と回答した人は19.9%、「週に1回以上」が28.1%、「月に1回以上」が11.7%、「半年に1回以上」が8.6%、「年に1回以上」が2.9%、「全くない」が28.8%だった。
このなかで「ほぼ毎日」と回答した人の理由を聞くと、「共働きだから」「料理が好きだから」「担当制・当番制だから」といったものが多かったが、これが「週1回以上」の回答者になると、「休日に食事を作る」といった趣味でキッチンに立つ人も加わってくるようだ。
とはいえ毎日キッチンに立つ女性なら、たとえ週1回でも料理してもらえればありがたい。そんな料理男子を見つけるにはどうすればいいのだろうか?
先のアンケート調査を、一人暮らし経験の「ある人」と「ない人」にわけて結果を見てみた。すると、一人暮らし経験のある人は「ほぼ毎日」料理をする人が21.5%、「週に1回以上」が30.2%という結果に対し、一人暮らし経験のない人は、「ほぼ毎日」が15.1%、「週に1回以上」が21.7%となったのだ。
また、料理をすることが「全くない」と回答した人は、一人暮らし経験のある人が23.5%だったのに対し、ない人は44.8%。つまり、一人暮らし経験のない人は結婚後、ほぼ半数の人が“ほとんどキッチンに立たない”傾向にあることがわかったのだ。
こうしてみると、結婚相手には実家ぐらしの男性より、一人暮らし経験のある男性を選んだ方が、家事の分担や食事作りを手伝ってくれる確率が高そう。また、合コンなどで「料理が趣味」の男性を見つけるのも、結婚後のことを思えば一考する価値があるかもしれない。