4月16日、仙台市の地下鉄国際センター駅前に、トリノ五輪金メダリストの荒川静香と、ソチ五輪金メダリストの羽生結弦の功績をたたえるモニュメントが設置された。
「荒川はFS『トゥーランドット』のシーンからおなじみのイナバウアーのポーズが、羽生選手はSP『パリの散歩道』のフィニッシュのポーズが、それぞれ等身大でガラス板に刻まれたモニュメントです。羽生選手は、いつか引退してもこういうモニュメントや映像、音楽は後世に残り、歴史として語り継がれると、嬉しそうにコメントしていました」(女性誌記者)
以前から“平昌五輪の後は引退”を口にしている羽生選手だけに、1年を切った平昌五輪後の引退を意識したコメントとも取れるが、だとすればファンにとってはいささか寂しい言葉と言えよう。
「確かに以前は平昌五輪までと明言していた羽生選手ですが、もしかしたら引退は撤回するんじゃないでしょうか。というのも、今回のモニュメント設置の取材に応じ『五輪だけが人生の集大成じゃないと試合ごとに感じています。今は自分の限界を高めていきたいという気持ちが強い』と語っているんです。五輪を連覇して、その後どこまで高みに上れるのか挑み続けることを視野に入れていると思いたくなる発言です」(スポーツライター)
平昌五輪にとどまらず、前人未踏の得点や技術の躍進など、自分自身との極限までの闘いを見せてほしい。
(芝公子)