すっかり“日テレ芸人”と化したウッチャンナンチャン。同世代のダウンタウンのようにコンビでのレギュラー番組こそないものの、ナンチャンこと南原清隆は昼の情報番組「ヒルナンデス!」のメインMC、ウッチャンこと内村光良は、「スクール革命!」「世界の果てまでイッテQ!」のメイン司会者を担っている。さらに内村は「内村てらす Season2」にも出演中。土曜日をのぞけば2人のうちのどちらかの顔を日本テレビで見られる状態だ。
そんな南原と、先ごろ活動休止を発表したタッキー&翼との間に不思議な縁があるという。事情に詳しい芸能レポーターに話を聞いた。
「滝沢秀明と今井翼は、1995年入所の同期。オーディション会場まで同じでした。場所はテレビ局だったんですが、そこで2人は生まれて初めて生の芸能人を見た。それが南原。そのとき南原は、すれ違っただけの2人に、『君たちが未来のジャニーズか』と話しかけています。エールとも取れるこの言葉をタッキーはその後もずっと覚えていて、『ヒルナンデス!』にゲスト出演したとき、『大先輩の言葉がありがたかった。一生の思い出です』と、本人に打ち明けています」
1999年、南原の予言通り滝沢は大河ドラマ「元禄繚乱」(NHK)出演というスピード出世を果たす。2005年の「義経」(NHK)では、大河ドラマの初主演に抜擢。
「その『義経』で、義経に付き従い最期は落命する伊勢三郎の役で出演したのが南原です。劇中ではあるものの、タッキーの家来になってしまった(笑)。わずか4年で主従逆転というわけです」(前出・芸能レポーター)
これもある種、芸能界の縮図だったりする?
(北村ともこ)