世の女性たちが疑問に思ったことを正直にぶつけてくれたようだ。
綾瀬はるかが1日未明に放送された「ぐるナイ!おもしろ荘」(日本テレビ系)にゲスト出演。ブルゾンちえみの新ネタ「素直じゃない女」の決めゼリフ「女のイヤはイヤじゃない」に異論を唱えた。
ブルゾンが満を持して披露したのは“素直になれない系女子”というもので、「男子、これだけは覚えてて欲しい。女のイヤはイヤじゃない」と訴え、withBに飲みかけのペットボトルを飲まれたり、お姫様だっこされたりすることに対して当初は「イヤだ、ねえイヤだ! ヤダヤダ!」と反抗するが、最終的には「本当は、イヤじゃないよ!」と、本音を叫ぶという内容のコントだ。
最後には頭を撫でられたり、上半身を見せられたり、顎クイをされたり、手にキスをされたりと、withBからなかなかにハードなアプローチを受けるも、ブルゾンは「嫌じゃない」と言って受け入れ、ネタは終了。
これを見終わった出川哲朗は「俺はブルゾンの気持ちがわかる。女のイヤはイヤじゃないってのは! 俺がチューしようとして嫌がる女の子に『お前がイヤだっていう気持ちよりも、俺がチューしたい気持ちの方が絶対勝ってるから』と言うと、ほとんど(キス)できる。92%くらい」と、ブルゾンのネタに太鼓判を押した。しかし一方の綾瀬は、ネタ終わりに拍手を送りつつも、コメントを求められると「本当にイヤなときもありますよね?」と真顔でコメント。また、出川の話を聞くときの表情も笑顔ながらも少々呆れたような感じに見えた。
天然な性格からいつもはトンチンカンな発言をしてしまうイメージのある綾瀬だが、この日ばかりは反応が違ったようだ。特に女性視聴者から「これこそが世の女性の総意」「綾瀬さん、よく言ってくれた」「出川さんみたいな勘違い男が本気でいるからただでさえ怖いのに…」などと同意する声がネット上に多数見受けられたのだ。
「この『女のイヤはイヤじゃない』というセリフは、昨年までのキャリアウーマンネタでいうところの『35億』というフレーズに当たる今回のネタの決めゼリフ。ですが、これが女性たちの本音ということで面白おかしく世に浸透してしまうと、本気で間違った認識をする男性が現れる可能性もなくはない。特に若者人気が高いブルゾンですから、恋愛とはそんなものとピュアに信じてしまったり、『ブルゾンが言っているから…』と便乗して悪ノリをする学生も出てくるかもしれませんからね。お笑いのネタ見せという水を差しにくい空気感ではありましたが、綾瀬のこの良心的発言に救われたという女性たちが多かったようです」(エンタメ誌ライター)
ブルゾンも綾瀬の疑問に対して「そうなんです」と素直に返答していたが、あくまでこのまま誇張した内容で通すのか、多少のアレンジをするのかネタの行方が見ものだ。
(本多ヒロシ)