ブルゾンちえみが1月1日未明に放送されたバラエティ番組「ぐるナイ! おもしろ荘」に出演。ブレイクを狙う若手芸人たちが出演する企画だが、昨年これを皮切りに人気が爆発したブルゾンは、特別枠で渾身の新ネタ「素直じゃない女」を披露した。
ブルゾンはいつもの如くwithBとともに出演。「キャリアウーマン」から一転、好きな男性からのアプローチを素直に受け入れられず、そっけない態度をとってしまう「素直になれない系女子」を演じた。ネタの中でブルゾンは「だけど…男子、これだけは覚えてて欲しい!」と、世の男性に向けて女性の気持ちを代弁したのだが、その決めゼリフ「女のイヤは、イヤじゃない!」が物議を醸している。
withBの2人はブルゾンがネタ中に飲んでいた水のたペットボトルをがぶ飲み。ブルゾンは「イヤだ、ねえイヤだ! ヤダヤダ! それ、私が飲んでた水だよ」と苦情。続いて、足をくじいたブルゾンをwithBがお姫様だっこして、わざとらしくベタベタと体を触りながら介護をすると、ブルゾンは「お願い、ヤメて!」と本気で嫌がり2人を突き飛ばすコントを見せるも、最終的には素直になり、声を大にして「本当は、イヤじゃないよ~!」と叫び、笑いをとったのだ。
男性からの大胆な行動に女性は照れ隠しで「イヤ」と言っているというテイストのネタだったが、ネット上では「見ていて気持ち悪かった」「私のイヤは本当にイヤなんだけど」「女にはイヤだという権利もないってことですか?」「ハラスメント被害に遭った人は胸糞悪いだろうな」と、とにかく女性たちを中心に大不評のようだ。
「ネタの最後は、頭を撫でられたり、素肌の上半身を見せられたり、顎クイをされたり、手にキスをされたりと、怒涛のアプローチを受けたブルゾンですがそれも受け入れ、『嫌じゃない』と言ってネタを締めくくっていました。ただ、好きでもない男性にされたら迷惑行為以外の何物でもなく、好きな人にされてもドン引きしてしまう恐れもある大胆な行動です。むしろ、多少のイヤなことは目を瞑って、本当にイヤなことだけは全力で拒否をするという人も多い。こんなワードが流行ってしまえば、それこそハラスメントを誘発する可能性もあり得ますね」(エンタメ誌ライター)
ブルゾンにとって「ぐるナイ」はブレイクした縁起のいい番組だが、1年後に図らずもミソをつけてしまったようだ。
(本多ヒロシ)