ミュージカル「Endless SHOCK」、そして「ナイツ・テイル-騎士物語-」と精力的な活動を続けるKinKiKids・堂本光一。その後を追うようにして、相棒・堂本剛もようやく発動だ。音楽プロジェクト・ENDRECHERI(エンドリケリー)として作品を発表した。
「剛のソロ活動はおよそ2年ぶり。ニューアルバム『HYBRID FUNK』のリリースか発表されると、ファンは大喜びでした。同作には、ゲストギタリストとして山下達郎さんが参加。デビュー曲の『硝子の少年』や『Kissから始まるミステリー』『ジェットコースター・ロマンス』などを手がけた恩人です。5月2日にリリースされると、ジャパンビルボードの総合アルバムチャートで1位を獲得しています」(エンタメ誌ライター)
剛はこれまでに音楽プロジェクトとして「ENDLICHERI☆ENDLICHERI」「美 我 空(びがく)」「SHAMANIPPON」など、コンセプトによって名義を変えてシングルをリリース、ライブを開催してきた。表現者としてのアンテナを張った結果、ファッション業界ともコラボしている。
「彼のアーティストとしての才能に惚れこんだのは、ジーンズ&デニムメーカーのEDWIN。05年、ENDLICHERI☆ENDLICHERIとの共同でTシャツをデザインしています。そして今年2月、ATSUSHI NAKASHIMAが18・19年秋冬コレクションで、ENDRECHERIとのコラボを披露しました。古代魚・エンドリケリーをモチーフにした刺繍を施したデニムジャケットやニット、日本をイメージしたTシャツ、ENDRECHERIの文字をあしらった帽子、サスペンダーなど。中島篤さんといえば、ジャンポール・ゴルチエのヘッドデザイナーで、世界を股にかけて活躍。さまざまな賞も受賞しています。つまり、剛さんもファッションデザイナーとして、すでに世界デビューしていたんです」(ファッション誌ライター)
剛はアイドルであり役者。またライターであり、モデルであり、デザイナーであり、音楽家でもある。無限の可能性を秘めた彼もまた光一と同じく、視線の先は世界に向いているのだ。
(北村ともこ)