「紛糾することがわかりきってる投票をなぜやったの?」──思い切った調査を実施したスカパー!に対して、ネガティブなコメントが殺到している。
この度スカパー!が敢行したのは、先日引退したばかりで未だ全国に“ロス現象”が広がっている歌姫・安室奈美恵にちなむ、「ポスト安室奈美恵」にふさわしいと思う女性歌手ランキング。調査対象は全国の15歳~69歳の男女で、それを聞いただけで様々なギャップが露呈するであろうことは予想できたが、発表されたランキングには想像以上に「ありえない」という声が大半なのだとか。
「引退で神格化されつつある安室ちゃんですから、ファンが納得するランキングにはなりえるはずがなかった。それにしても、1位・倖田來未を筆頭に西野カナ、Perfume、浜崎あゆみ、E-girlsがベスト5とはこれいかに(笑)。6位にAAAの宇野実彩子、もっと上位かと思った宇多田ヒカルが7位、以下、元°C-uteの鈴木愛理、AKB48、TWICE、山本彩がベスト10入りですから、寄せ鍋のようなランキングですね」(女性誌ライター)
このハチャメチャなランキング。裏を返せば、女性シンガーと聞かれてパッと思い浮かぶ顔が少ないことが原因かもしれない。1位の倖田には「もう過去の人じゃん」「この1位はありえない」「ヒット曲ってキューティーハニーだけじゃない?」「ジジイに投票させないで」と辛らつなコメントばかり。さらにPerfumeやガールズグループには「そもそも口パクで歌ってない」「歌姫じゃなくてユニットじゃん」というもっともなご意見。常にライバル視されてきた浜崎あゆみにも「それどころじゃない」など、ポスト安室などまったくお門違いという声が圧倒的に多い。
そういったネガティブな声の一方で「みんなが安室ちゃんになりたくてやってるわけじゃないから、ポスト安室は失礼では?」と、ディスられるばかりの各アーティストに同情をよせる声も少なくない。どちらにせよ、ファンにとって安室ちゃんは唯一無二の存在ということなのだろう。
(飯野さつき)