タレントのヒロミがMCを務める、毎週日曜21時から放送のバラエティ番組「アオハル(青春)TV」(フジテレビ系)が苦戦している。1月27日初回2時間スペシャルの平均視聴率は4.1%。2月10日の第2回放送は3.3%と、ゴールデンタイムとしては惨敗と言っていい深刻な状況だ。
同番組は、アツくてちょっぴり変わっていて面白い“アオハルさん”に出会うべく、全国をリサーチ。第2回放送では「高校生ロケット部に密着! 種子島宇宙センターで打ち上げSP」という企画だったが、視聴者からは「作業行程や学生の紹介があっさり終わってしまったのが残念。もっと密着してほしい!」という番組内容に対する不満だけでなく「ヒロミ引っ込め。ツマラナイ」「MCヒロミが嫌いだ」など“アンチヒロミ”を声高に表明しているコメントも。
「1986年にデビット伊東、ミスターちんとともにコントグループB21スペシャルを結成した当時からヒロミは、元暴走族の経験を活かしたヤンキーキャラ。同期や後輩は“オマエ”呼ばわりで、先輩にもタメ口。ビートたけしを『おじさん』、タモリを本名の『森田』、和田アキ子を『アコちゃん』と呼ぶなど、大御所にもへつらわない態度が支持されていた部分もありました。ですが、それがエスカレートし、鼻につくと感じる視聴者も増えました。一時、芸能界から姿を消しましたが、14年に活動を再開して現在はMC番組5本、準レギュラーを含めると計9本に出演。再ブレイク当初は丸くなった印象で出演番組を増やしていきましたが、往年のヒロミを知る世代は今でも時折顔を出すヤンキー気質が受け入れがたいのだと思います」(芸能ジャーナリスト)
春の改編に向け「アオハル」打ち切りの可能性は低くないのかもしれない。