窪田正孝主演の朝ドラ「エール」(NHK)の第39回が5月21日に放送され、三浦貴大演じる早稲田大学応援部団長・田中隆の熱演ぶりに涙腺崩壊する視聴者が続出している。
「早稲田大学の新しい応援歌の作曲を依頼された裕一(窪田)。ところが秋の早慶戦が目前に迫っても曲が書けない。そんな裕一に対して田中(三浦)は、共に甲子園出場を目指した幼馴染み・清水誠二(田邊和也)が自分のせいで深い傷を負ってしまった辛い過去を告白。その清水に『早稲田ば勝たせてくれや。それが一番の楽しみやけん』と言われ、〈ゆくぞ甲子園!!清水誠二〉と書かれたボールを握りしめた田中が、『先生、書いてください!清水のために』と涙ながらに裕一に語りかけるシーンに多くの視聴者が心奪われたようです」(テレビ誌記者)
前日の20日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、夏の甲子園の中止が発表されたばかり。これには「あさイチ」(NHK)名物の“朝ドラ受け”でも、近江友里恵アナが「団長の話を聞いて胸が苦しくなっちゃいました」と声を詰まらせる一幕もあった。
「三浦貴大は周知のとおり、俳優・三浦友和と元歌手・山口百恵さんを両親に持つサラブレッド。映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。華やかさはありませんが、今年から来年にかけて6本の映画が公開されるなど、バイプレーヤーとしてキャリアを積んでいます。『エール』の主人公・裕一を演じる窪田とは、今春公開された三池崇史監督の話題作『初恋』でも共演していますが、2012年の映画『ふがいない僕は空を見た』でも共演。この作品で窪田はヨコハマ映画祭最優秀新人賞を、一方の三浦はキネマ旬報ベストテンの新人男優賞を受賞して高い評価を受けています」(エンタメ誌ライター)
何かと縁の深い二人だが、今回の早稲田大学応援部団長役は三浦にピッタリとの声がある。
「三浦は中学高校から大学まで、ライフセービング部に所属。インカレではオーシャンマンリレー7位・CPRコンテストで3位に入賞するなどバリバリの体育会系。今回の役はまさにハマり役ではないでしょうか」(前出・エンタメ誌ライター)
二人の熱演で視聴率も上々。コロナ禍に苦しむ国民にさらなるエールを送って欲しい。
(窪田史朗)