芦田愛菜、その若さでは考えられない“名言”で中国からも大きな反響

 6月17日から公開される映画「メタモルフォーゼの縁側」。17歳の少女と75歳の老婆がBLという共通の趣味を通じて、歳の差の垣根を越えて友情を深めていく物語だ。

「この映画は芦田愛菜と宮本信子のW主演。芦田演じるうららは、ある日バイト先の本屋でBL本を手にした雪(宮本)に出会います。こうして出会った2人が大好きなBLについて語り合ううちに、創作漫画の即売会『コミティア』への出展に挑戦するというストーリーです」(映画誌記者)

 芦田は大物女優の宮本と共演について「一緒にお芝居をさせていただいて、うららの気持ちをスッと引き出していただいたような気がします」と感慨深げにコメント。芦田は現在17歳。役と同じ年齢なのだが、10代とは思えない彼女の“名言”が今、ネット上でとても話題となっている。

「2020年に公開された主演映画『星の子』の完成報告イベントで、裏切られた時の感情について、芦田は『その人が裏切ったとかいうわけではなくて、その人の見えなかった部分が見えただけであって、その見えなかった部分が見えた時に、それもその人なんだと受け止められる』とコメント。この言葉に国内だけでなく、中国版ツイッター・Weiboにも『愛菜ちゃんの言葉に感銘を受けた』『どんな経験を積めばこんな発言ができるの』など多くのコメントが寄せられました」(芸能ライター)

 昨年行われたアニメーション映画「岬のマヨイガ」完成披露試写会では「人生で迷った時にどのような答えを出すのか」をテーマにトークを展開。「自分に人生の最終決定権があると思うと、後悔することもあると思うので、結果が決まっていて自分はそこに行くための方向を選んだって思います」と、これまた名言。ほかにも「時間は絶対に巻き戻せないからこそ、後悔しないために、毎日、前向きな気持ちを失わないでいたい」など、ネットでは芦田の名言を集めたサイトも登場している。

「天才子役として名高い芦田は、小学生の時には年間180冊もの本を読んでいたほどの読書家。2019年にはその活字好きを記した著書『まなの本棚』も出版。数々の名言は、その膨大な知識によって生まれた部分もあるのかもしれません」(女性誌記者)

 幼い頃から、売れっ子子役として活躍してきた芦田。その経験と読書量が産んだ深い名言の数々。これからも注目していきたい。

(窪田史朗)

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