4月18日放送のバラエティ番組「モヤモヤさまぁ~ず2」(テレビ東京系)では、さまぁ~ずと田中瞳アナが静岡市を散策。NHK大河ドラマ「どうする家康」で地元が盛り上がるなか、番組には登場していなかったお笑い芸人のやす子に感心する声もあがっていたという。
一行は撮影スタジオの「清水ノンタウン」を訪問。2014年にオープンした同スタジオはレイヤー向けの内装が特徴で、教室やステージ、廃墟からゴシック部屋など、さまざまなスタイルに対応できるのがウリだ。
オーナーのたかさんは43歳で転職して撮影スタジオを始めたという異色キャリアの持ち主。さまぁ~ずから前職を問われると、なんと23年間にわたって陸上自衛隊に勤務していたという。その場で披露した匍匐前進はまさに本物。田中アナを人質役に即席で救出劇ドラマを撮影するなど、元自衛官ぶりがいかんなく発揮されていた。
「元自衛官と言えば、やす子のことを思い出す人も多いことでしょう。彼女も元陸上自衛官で、施設科にてブルドーザーなどを操縦するドーザ手を務めていました。ただ今回の放送にやす子は一切関係ないはず。それでも一部の視聴者がやす子に思いを及ばせていたのは、たかさんが見せた元自衛官らしい動きに理由があったのです」(週刊誌記者)
さまぁ~ず大竹から「銃があるじゃないですか」と促されたたかさんは、モデルガンを持ったままでの匍匐前進を披露。素早く進んでから障害物を利用しての膝射姿勢になり、目標に照準を合わせていた。
ここで射撃姿勢がアップになると、たかさんの人差し指がまっすぐに伸びていることが確認できた。これは「トリガー管理」と呼ばれる動作で、実銃を使用する際に誤射を避けるための動き。実際に発射する瞬間を除いては人差し指をトリガーに掛けないよう徹底されているのである。
「その場面に、23年も自衛隊にいた人はトリガー管理が自然にできるんだと感心した視聴者もいました。そこで思い出したのがやす子の射撃姿勢。元自衛官として様々なロケ現場で射撃姿勢を披露しているやす子ですが、彼女もまたトリガー管理が徹底されているのです。やす子自身は2年間で除隊しているものの、23年間勤務していた大ベテランのたかさんと同じ動きをしていることに《やす子は本物だったんだな》とあらためて感心する声があがっていました」(前出・週刊誌記者)
そのやす子はサバイバルゲームのロケに挑むときも、実際にトリガーを引くとき以外には人差し指を伸ばしたまま。トリガー管理はすっかり身体に染みついているらしい。
どうやら今回の「モヤさま」は、やす子にしろたかさんにしろ、元自衛官の凄みを実感させてくれる内容になっていたようだ。