今回は、新年にふさわしく、「“晴顔”開運テクニック」をお教えします。「なんで気がつかなかったの?」と思わず飛び上がってしまう開運テクニックです。(写真 あなたは「どっちの顔が好き?」、はたして、「どっちがラッキー顔?」
■運命を変える 「“晴顔”開運原理」
「“晴顔”がガゼン得をする」という事実。その理由を、オックスフォード大学 エレーヌ・フォックス教授の著書「脳科学は人格を変えられるか」(2014年)から、要約してお伝えしましょう。あなたは、あなたの子供時代を振り返りながら読んでみてください。
《いつも活発で外交的で愛想の良い子(上掲の写真右)と引っ込み思案であまり笑わない子(同写真左)を思い浮かべてみよう。この2人に接する時、あなたはどんなふうに振る舞うだろう?おそらく右の子のほうに、たくさん笑いかけ、たくさんスキンシップをするはずだ。右の子がそうしてずっと外交的にふるまっていれば、その子をとりまく世界は自然と(左の内向的な子よりも)ポジティブなものになる》
《子供がどんな社会に生きることになるかは、運や偶然では決まらない。その子の感情のスタイルがその子を取り巻く世界を規定する。世界にどう向きあうかによって環境は変化し、どんなチャンスに巡り合うか、どんな問題に遭遇するかも変化するのだ》
つまり、「世の中に“晴顔”で向き合うか、“雨顔”で向き合うか、“顔”によって人生が変わってくるし、変えることができる」というわけです。これ、説得力ありますね。これを、「“晴顔”開運原理」と名付けておきましょう。
アタリマエであって、でも、なかなか気づかなかった「“晴顔”開運原理」。もう一つ、ケーススタディをしておきましょう。
■晴夫くんは“顔”で人生を変えた
登場人物は、双子の兄弟、晴夫くんと雨彦くん。2人の性格の違いは以下の通り。
【晴夫くん】いつもチャンスを探し求めている。いろいろなアルバイトを考え出しては、こまめに働いた。
【雨彦くん】用心深い性格でリスクを避けて暮らす。晴夫くんに説得されて、時々手伝った。
…そして、その人生は、
【晴夫くん】小さなビジネスのアイディアを絶え間なく考案して、実行して、結果的には大きな成功をつかむ。
【雨彦くん】学業優秀で、成績はいつも最優秀。教師としてつつましい人生を送る。
…というわけです。似たような環境、才能、遺伝子でありながら、「2人の人生は、対照的な展開」をしました(どちらがいいとはいえませんが)。
この2人が、どんな顔をして生きていたか、容易に想像できます。双子の兄弟で、顔の造作は、ほぼ同じ。問題はその“顔の表情”です。
晴夫くんは「いつも“晴顔”で生きた」し、一方の雨彦くんは、「“雨顔”で、用心深く過ごした」はずです。“晴顔”で生きるか、“雨顔”で生きるか、「“生きる顔”が違っていただけで、2人の人生はまるで異なっていった」のです。これが、「“晴顔”開運原理」です。
■エレーヌ教授はこう言っています
《あなたが世界をどう見るか、どう反応するかによって、【実際に起きることが変化する】。これは、心理学が解き明かしたシンプルな【事実である】。あなたの生きる姿勢こそが、あなたの幸福度や成功、そして健康にまで影響を及ぼすという多くの【科学的な証拠がある】。ものの見方次第で人生が変わるのだ(【】は中村)」 と断言しています》
■脳科学の結論
“晴顔”は幸運を引き寄せる―。脳科学は、こう結論付けているのです。“晴顔”で生きてさえいれば、幸せは向こうからやってくる。これぞ、「“晴顔”開運テクニック」。“晴顔”で生きていけば、幸運は外から【やって来る】し、心の内には幸せが【芽生える】。外からも内からもハッピーになれます。今年から、これで行きましょう。
●プロフィール
なかむら・かつひろ1951年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業後にNHK入局。「サンデースポーツ」「歴史誕生」「報道」「オリンピック」等のキャスターを務め、1996年から「ワイド!スクランブル」(テレビ朝日系)ほか、テレビ東京などでワイドショーを担当。日本作家クラブ会員。著書に「生き方はスポーツマインド」(角川書店)、「山田久志 優しさの配球、強さの制球」(海拓舎)、「逆境をチャンスにする発想と技術」(プレジデント社)、「言葉力による逆発想のススメ」(大学研究双書)などがある。講演 「“顔”とアナウンサー」「アナウンサーのストップ・ウォッチ“歴史館”」「ウィンウィン“説得術”」