睡眠薬を飲んで運転し、意識がもうろうとした状態で発見され、警視庁から事情聴取を受けていたお笑いコンビ・インパルスの堤下敦。
ことが起きたのは14日午前2時半ごろ、東京・狛江市の路上で、堤下が運転していた車が反対車線側にはみ出し道路の中央で停車しているのを、通りかかったタクシー運転手が見つけて通報。警察官が駆けつけた際、もうろうとした堤下が「睡眠薬を飲んだ」と話したため、警視庁は堤下から事情を聞いていた。
同日夕方、堤下は謝罪会見を行い、自宅から車で10分ほどの銭湯へ行き、風呂あがりに、牛乳と睡眠導入剤2種とアレルギー抑制剤1種を服用したと認めた。
医療ジャーナリストは「堤下は、かなり不眠に悩んでいたのでは」という。
「彼が処方されていた睡眠導入剤は2種類。そのうちレンドルミンは、通常15~25分で効果が表れ、即効性のあるものとされています。眠剤は服用を続けていると、効果が薄まる傾向があるので、2種類処方されたと考えられます」
また、社会部記者は「今回は、不幸中の幸いだった」と憤る。
「まず、運転前に眠剤を服用したことは、厳しく罰せられるべきだと思います。家から10分程度と言いますが、その途中で渋滞に巻き込まれることもある。彼は、発見されたときに意識障害を起こしているわけですから、運転途中で大事故につながった可能性は十分にある」
いずれの眠剤には「眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、車の運転など、危険を伴う機械の操作はしないでください」と明記されている。堤下の行為は「認識の甘さ」だけで済まされるものではない。