8月17日放送の『有吉ジャポン・ゴールデン!~芸能人のリアルお金事情大調査SP』(TBS系)に、昨年6月に政治資金の公私混同問題で東京都知事を辞職した舛添要一氏が出演。政治資金で購入したシルクの中国服を「書道用の政治使途だ」と主張していた前都知事は、スタジオで書道の腕前を披露させられた。
出演者からは「味がある字」という声が挙がったが、ゲストの1人、小柳ルミ子は「味があるかあ?」と叫び、舛添氏の筆使いをマネしながら「はっきり申し上げて、こういうふうには書かない。これは小筆なんです。だから私ショックです」とダメ出しした。
こんなふうに前都知事をヘコました小柳が「いくらでもおカネを使ってもいい」と思っているのが、「私の神」と称えるFCバルセロナのリオネル・メッシ選手。彼が7月に来日した際、番組では小柳のために会見の取材パスを用意。会場に向かうロケバスの中で、小柳は早くも「前の日から寝られなかった」と泣き出す。会見場でも号泣し、隣にいた外国人記者から「大丈夫か」と心配される始末。
そして、写真撮影の時間になると、100人以上のプロのカメラマンたちをかき分けて最前列のポジションを確保、メッシらをスマホで撮影。さらに、廊下を移動するメッシとの握手にも成功すると、「私を見て、ずっと手を握ってくれていた」と興奮してその場に座り込んだ。
2002年日韓W杯の“ベッカムブーム”をきっかけに、熱狂的なサッカーファンになったという小柳。「仕事があるときでも1日5試合、オフの日は10試合。睡眠時間は3時間くらい。年間2000試合は観戦する」と豪語している。
「5試合観るのに7時間30分以上かかりますから、最初は眉唾かと思われていましたが、観戦ノートを10年以上つけていたりと、その熱意と知識は芸能界随一。『小柳のサッカー愛は本物』と、マスコミからサッカー絡みの仕事のオファーが殺到しているのです」(スポーツ紙記者)
すでに7月15日の浦和レッズ対ドルトムント戦(フジテレビ系)の副音声で解説者デビューし、豊富な知識を披露したうえ、「サッカー選手はみんな息子、全員私の子宮から生まれた」「サッカーは人生の縮図」「サッカーはクソ真面目にやってもダメ。ずる賢くないと」などの名言を残して、サッカーファンから喝采を浴びた。 8月31日のW杯アジア最終予選、日本対オーストラリア戦(文化放送)のゲスト出演も決まっている。
といっても小柳は、サッカーを面白おかしく伝えるようなバラエティ番組の出演依頼は断っている。来年開催されるロシアW杯の現地ゲスト解説者のイスを狙っての戦略のようだ。さすが芸歴47年の知恵というべきか。