更年期といえば、頭痛やめまい、不眠、不安感、ホットフラッシュなどの症状に悩まされることが多いですよね。そのための対策として、食事やサプリメントで必要な栄養素をしっかり摂ることが大切です。そこで今回は、更年期対策に効果的といわれる栄養素「ナイアシン」の特徴をみていきましょう。
■ナイアシンとは?
ナイアシンは“ビタミンB3”ともいわれ、体内のエネルギー代謝にかかわり、健康にとって大事な存在となる栄養素のひとつです。
かつお、まぐろ、レバー、鶏肉、しいたけ、えのきだけ、小麦、玄米などの穀類に多く含まれます。近年流行りのオートミールにも多く含まれ、“更年期の健康食”としても注目されています。
■ナイアシンを摂取するとどんな効果がある?
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持に役立つといわれていて、肌代謝を整える働きがあるようです。更年期に気になりがちな、肌の乾燥やごわつき、くすみ、シミ、シワ、ハリ不足といった悩みに対応できそうです。
また、ナイアシンはアルコールの分解を助けて二日酔いを予防する効果も期待できるので、お酒好きな人はぜひ摂取したいものですね。
オートミールや発芽玄米などは摂取しやすく、市販商品の中では、日本食品製造合資会社の「日食そのまま食べて美味しいオートミール」には1食(40g)あたり1.7mg、日清食品の「美味しいオートミール 新フレーク 」には1食(40g)あたり6.0mgのナイアシンが含まれているそうです。
日常の食事にナイアシンをうまく取り入れて、更年期を賢く乗り切ってくださいね。