「小学生のふりして架空請求業者と戦ってみた」「おばあちゃんのふりして、オレオレ詐欺を撃退してみた」など、詐欺師との対決動画がバズり、一躍人気者となったのは、チャンネル登録者数30万人を持つYouTuber・カネマンだ。
企画力もさることながら、そのルックスがアイドル級のイケメンだったため、彼の人気は爆発的なものとなり、音楽活動もスタートするなどインフルエンサーとして順調に活動していた。
しかし、2020年には突然チャンネルは更新がストップし、全ての動画が消されてしまったのだ。
その後、カネマンと見られるキャストが男性を接客する夜のお店で働いていることがネット上で広まり、「もしかして架空請求業者に捕まって働かされてる?」と、視聴者からは心配の声が上がっていた。
「そんな彼は2022年にYouTuberとして復活し、ポツポツと動画投稿をしていました。しかし、突然道路に飛び出し車にぶつかり自殺未遂をはかるなど、奇妙な行動が増えたことから再生数は徐々に下がり、再び動画を休止していました」(YouTubeライター)
そんなカネマンがなんと、今社会問題となっている闇バイトに“手を出した”というから驚きだ。
「実はカネマン、10月にチャンネルを再開しているんですが、復帰第一弾の企画が『貧困のふりして、闇バイトに潜入してみた』というもので、実際に闇バイトに応募し、電話がかかってくる様子を動画にしたんです。カネマンが応募したのは『銀行口座を作れば5万円を渡す』というものでしたが、自宅に通帳を回収に来た詐欺師の男に撮影がバレ、車で拉致されスマホを壊された上、新宿の路地裏で殴られたそうです。その後、警察が来てその男らは連行されたそうで、カネマンは殴られた時にできた大きなアザを見せながら『この動画が広まることで闇バイトを無くしたい』と訴えていました。しかし視聴者からは、『家バレてるならこれ以上変なことしないでください』と、彼の身を心配するコメントが殺到しています」(前出・YouTubeライター)
この動画が好評だったためか、カネマンは今後も闇バイトを撃退していくそうだ。影響力のあるYouTuberが注意喚起をすることで、少しでも犯罪に手を染める若者が減ることを願うばかりだ。
(佐藤ちひろ)