お笑いタレントのカンニング竹山が9月10日「たまむすび」(TBSラジオ)に出演し、テニスの全米オープン表彰式で大坂なおみへのブーイングのキッカケとなったセリーナ・ウィリアムズの振る舞いを糾弾している。
同大会を独占中継したWOWOWへの加入者が突如として急増するなど、各地で社会現象を巻き起こしている今回の大坂なおみによる快挙だが、栄えある表彰式では、観衆からブーイングを受けるというまさかの事態となった。
というのも、決勝戦の相手・セリーナが再三にわたって主審の判定に異議を唱え、ラケットを地面に叩きつける“ラケット・アビューズ”の猛抗議。地元ファンもこれに釣られてベテラン女王の背中を押し始めたのだ。つまり、表彰式での大坂へのブーイングを誘引したのは他でもないセリーナなのだが、ヤジを受けた大坂について「彼女にとっては初めてのグランドスラム優勝なのよ。もうこれ以上ブーイングするのはやめましょう」と先輩らしく擁護したことは周知のとおりだ。
このセリーナによるコメントに怒ったのが竹山である。「(セリーナが大坂を気遣ったことは)感動したなぁとは思ったけどさ」と前置きし、「いや、分かるけどさ、まずセレーナ、(主審に)切れるお前がまず悪いだろ。それをまず謝れ、って話になるんだよ。お前が切れるからこんなことになるんだろ、っていうのは言わなきゃいけないよ」とコメント。そもそものブーイングの発端となったセリーナの振る舞いに苦言を呈した。
これにはネット上からも「全く同感です。よく言ってくれたと思います」「そう思ってる人は多いと思う」「おっしゃる通り。セリーナは大坂なおみに謝るべき」「(セリーナが)下品で見てられない。テニスはこれで良いのか」との共鳴が集まり、謝罪をしないまま“ブーイングはもうやめましょう”などと他人事のように語ったセリーナの言動に憤りを覚える声が並んでいる。
20歳にして早くもグランドスラムを成し遂げ、女王セリーナを完全に焦らせた大坂。今回は悔しさも入り混じる優勝となったが、着実に新女王への道を進んでいると言えるだろう。
(木村慎吾)