毎日、きちんと歯磨きをしていますか? 口の中の健康リスクといえば「虫歯」や「歯周病」。痛いのは嫌ですし、将来、歯がなくなるのも怖いですよね。そして最近では、歯周病は認知症や死に至る病にまで発展するということが分かっており、決して軽くみることはできなくなっています。そこで、歯磨き以外のケア方法を3つご紹介しましょう。
■口内フローラを整える
近年、腸内フローラが話題に上っていますが、口の中にも菌が生息しているってご存知ですか? それは「口内フローラ」といわれています。オハヨー乳業によると、口の中には500種類以上の細菌がフローラを形成し、口内の健康を保っているのだとか。そして、口内フローラのバランスが崩れると、虫歯や歯周病などのトラブルが発生するのだそうです。
その口内フローラを整える手軽な方法が、ロイテリ菌の入ったヨーグルトを食べること。ロイテリ菌は口内フローラを良好にし、歯ぐきを丈夫で健康に保つ機能が報告されているそうです。
■歯科クリーニングを受ける
医師の長谷川嘉哉さんの著書「認知症専門医が教える!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!」(かんき出版刊)によると、認知症患者さんの口の中はびっくりするくらい汚れているのだとか。そのため、歯周病と認知症は密接につながっていることから、歯科クリーニングをしてもらうことも口内ケアの一つの方法なんだそう。実際、1回の歯科クリーニングで認知症が改善した事例もあったそうです。
■糖質を少し控える
医師の江部康二さんの著書「炭水化物の食べすぎで早死にしてはいけません」(東洋経済新報社刊)によれば、糖質制限食は虫歯や歯周病の予防になる事実があるのだとか。細菌の餌になるのは糖質だけだそうで、糖質の少ない食生活は虫歯や歯周病のリスクを減らすというわけです。
自分の健康は自分で守らなければならない時代。毎日の歯磨きは虫歯や歯周病予防の基本といわれていますが、それ以外にも、これらの方法があることは知っておきたいものですね。