俳優・綾野剛と星野源がW主演を務めるドラマ「MIU404」(TBS系)の第8話が8月14日に放送され、世帯平均視聴率11.7%と初回からの連続2ケタ視聴率をキープした。
「今回は山中で男性の変死体が見つかり、第4機動捜査隊の伊吹(綾野)と志摩(星野)が現場へ急行するという展開。そこに登場したのが、2018年放送のドラマ『アンナチュラル』に出演していた不自然死究明研究所・神倉所長(松重豊)と臨床検査技師・坂本誠(ずんの飯尾和樹)。『アンナチュラル』の脚本も務めた野木亜紀子氏の粋な計らいに喜びのコメントが数多く寄せられています」)(週刊誌記者)
実は、「MIU404」に「アンナチュラル」の出演者が当時の役柄のまま出演するのは、今回が初めてではない。第3話では所轄の刑事として毛利刑事(大倉孝二)と向島刑事(吉田ウーロン太)が出演。第6話では検体者記録の執刀医の欄に「三澄ミコト」(石原さとみ)と記されているシーンがあり、視聴者からは「リンクしてる」「鳥肌立った」といった声が躍っていた。
「MIU404とアンナチュラルは脚本家だけでなく、プロデューサー、ディレクターも同じチーム。新井順子プロデューサーは『このドラマは「アンナチュラル」の精神を引き継いでいる』『共通の世界観となる仕掛けをしている』と公表。今回登場したずんの飯尾は、今や俳優としてもドラマや映画に引っ張りだこですが、そのきっかけとなったのが『アンナチュラル』なんです」(前出・週刊誌記者)
その後、飯尾は映画「引越し大名!」「記憶にございません!」「スマホを落としたなのに 囚われの殺人鬼」、さらに現在放送中のドラマ「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)にも出演。CMでは明治TANPACT、総務省マイナポイント事業、BOAT RACE振興会に起用され人気はうなぎ登りだ。
そのきっかけとなった野木作品だけに、どんなに忙しくても不義理をするわけにはいかない?
(窪田史朗)