みなさんは、日々の朝食で“たんぱく質”をどのくらい摂っていますか?
たんぱく質は体をつくるだけでなく、代謝や肌の調子を整えるのにも不可欠な栄養素。ですが、たくさん摂ってもすベてが体内に吸収されるわけではないため、日々確実に取り入れていくことが重要です。とくに慌ただしい朝食では、たんぱく質が豊富な主菜をしっかり準備することが難しいと思いますから、効率よく取り入れる工夫が必要です。
「たんぱく質は、肉や魚、卵、豆製品、乳製品などの食材に豊富に含まれます。中でも、朝食で効率よくたんぱく質を摂取するのにオススメの食材は、調理が手軽な卵です」と語るのは、たまごのプロである“タマゴソムリエ”の児玉大介さん。
朝から肉や魚を調理するのは面倒でも、卵ならフライパンに卵を割り入れ加熱することで、短時間で目玉焼きという1品に仕上がります。生活習慣を大きく変えずにたんぱく源を取り入れたい方は、目玉焼きでたんぱく質チャージをするのがオススメなんだそうですよ。
「調理の手軽さとともに注目したいのは、たんぱく質の質を示すアミノ酸スコアと、体内での利用効率です。卵はアミノ酸スコア・体内での利用効率ともに高い食材で、質の高いたんぱく質を体内に取り入れやすい食材といえます」と児玉さん。
さらに、主なたんぱく源の食品100円分で補えるビタミン・ミネラルの栄養素充足率(100円あたりの食品に含まれるビタミン・ミネラルの、1 日に必要な量に対する充足率を平均した値)も、卵はトップクラスなんだとか。たんぱく質とともに体の調子を整えるビタミンやミネラルも豊富に取り入れることができる、家計にも優しい食材といえますね。
また、卵料理の中でも短時間で作ることができる目玉焼きは、アレンジも自由自在。ほうれん草やカット野菜、ハムやソーセージなど、他の食材と一緒に丼料理にすれば、さらに栄養バランスを整えやすくなりますよ。
朝は卵を焼く香ばしい香りからスタートし、美と健康を守ってはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)